報知映画賞主演女優賞受賞の篠原涼子、夫・市村正親はミュージカルテンションで大喜び!
2018年11月28日 22:05

[映画.com ニュース] 東野圭吾氏のベストセラー小説を映画化した「人魚の眠る家」の大ヒット御礼舞台挨拶が11月28日、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演の篠原涼子をはじめ、共演した西島秀俊、主題歌を手掛けた歌手の絢香が登壇した。
11月16日に封切られた今作は、まもなく離婚を迎える仮面夫婦の薫子(篠原)と和昌(西島)のもとに、娘の瑞穂(稲垣来泉)がプールで溺れ、意識不明になったという知らせが届く。医師からは脳死を宣告され、回復の見込みがないなか、夫婦は「脳死を受け入れ臓器を提供するか、心臓死を待つか」という究極の二択を迫られる。
冒頭では、第43回報知映画賞の主演女優賞を受賞した篠原が「第一報を聞いたときは、倒れそうなくらいびっくりしました。本当に心の底から監督、スタッフ、キャストの皆で頂いた賞だと思っています」と喜びと感謝をにじませた。夫である俳優・市村正親に受賞を知らせた際の様子について、MCから「市村さんはミュージカルばりのテンションで喜んでくれました?」と問われると、「そうですね(笑)。いつものテンションで『おめでとう!』って、自分が受賞したかのような感じで喜んでくれて。『受賞したの、私だよ』って思ったんですけど(笑)」と、家族とのエピソードを明かした。
夫に扮した西島は「(篠原さんは)毎日段取りの時から号泣して、役に没頭されていて。僕も受賞のニュースを聞いた時はぶっ倒れそうになりました」と目を細めながら祝福。「クライマックスシーンで篠原さんが全身全霊で役に入っていたので、子役の子たちも役から戻ってこられなくなっちゃって。そういう空気を篠原さんが作っていた」と迫真の演技を称えた。
この日は、絢香が主題歌「あいことば」をサプライズで生披露。自分でもよく歌っているという篠原は「生で聞けて幸せ過ぎます」といい、西島も「感動した」と感無量の様子。絢香は「台本を読むうちに感情移入して、曲を作りました。究極の状況下にいる家族のきずなをどういう言葉で表したら良いのか考えて、思いついたのが主題歌冒頭の『透明なあいことば』というフレーズです」と語り、「映画を見て本当に感動しました。涙が止まらなくて。1週間くらい余韻が抜けないというか。大事な人がそばにいることは当たり前じゃないなと思ったし、早く帰って家族に会いたくなった」と、しみじみと家族に思いを馳せていた。
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