「万引き家族」が全米公開 「ROMA ローマ」などとオスカー外国語映画賞争う
2018年11月27日 11:00

[映画.com ニュース]カンヌ国際映画祭で最高賞となるパルムドールを受賞した是枝裕和監督の「万引き家族」が11月23日全米で封切られた。同作は「Shoplifters」という英語タイトルでニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコの5館で公開され、3日間で8万8000ドル(約1000万円)の興行収入を記録。1館あたりの平均興収は1万7600ドルとなり、外国語映画としては好調な滑り出しとなった。
同作の全米配給を手がけるマグノリア・ピクチャーズのニール・ブロック氏は、「私たちはずっと是枝監督のファンで、2012年に『奇跡』を配給したときから再び別の作品で一緒に仕事させてもらいたいと思っていました」と、米Deadlineの取材でコメント。「カンヌで初めての試写で『万引き家族』を見たとき、これこそが監督の偉大なキャリアのなかでも頂点の作品であると悟りました。果敢な我が社の買い付けチームは、同作がパルムドールを受賞する数時間前に配給契約を取り交わしたのです」と明かしている。
ちなみに、現在の米都市部の映画館では、アカデミー賞狙いの小規模作品の上映が相次いで行われている。「万引き家族」と同じ11月23日には、ヨルゴス・ランティモス監督の「女王陛下のお気に入り」と、アルフォンソ・キュアロン監督の「ROMA ローマ」が封切られた。「女王陛下のお気に入り」はエマ・ストーン、レイチェル・ワイズ共演の話題作とあって、たった4館ながら42万ドルもの好成績を達成。平均興収が10万5000ドルと、1館あたりの興収で今年最高の記録を樹立した。また、「ROMA ローマ」も製作のNetflixは数字を公開していないものの、かなりの好成績を上げているとみられている。
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