ジャッキー・チェン×007!? マーティン・キャンベル監督とのタッグ作、日本公開決定
2018年11月22日 08:00

[映画.com ニュース] ジャッキー・チェンが、「007 ゴールデンアイ」「007 カジノ・ロワイヤル」のマーティン・キャンベル監督とタッグを組んだ「The Foreigner(原題)」が、2019年のゴールデンウィークに日本公開されることが決定。共演に名を連ねたのは、5代目ジェームズ・ボンドを務めたピアース・ブロスナン――まさに“ジャッキー×007”ともいえる布陣となっている。
チェンが本作で演じているのは、レストランのオーナーとして、ロンドンでつつましい生活を送っていたクァン・ノク・ミン。高校生の娘を政治的なテロで失ったことをきっかけに復讐を決意し、元特殊部隊のスキルを活かしながら真相に迫るという役どころだ。一方、ブロスナンが扮するのは北アイルランド副首相のリーアム・ヘネシー。官僚としての現在の仕事を、過去に抱えた問題に脅かされている。「正義」「報復」「贖罪」をキーワードとしたストーリーを中心に、2人の男の隠された過去が徐々に明かされる様が描き出される。
人間の持つ極限の怒りと悲しみをエモーショナルに表現し、アクションだけではないハードボイルドな“ジャッキー・チェン”像を生み出したキャンベル監督。「エネミー・オブ・アメリカ」のデビッド・マルコーニがスタイリッシュかつシリアスなテイストの脚本を紡ぎ、「ドライヴ」「オンリー・ゴッド」「ネオン・デーモン」のニコラス・ウィンディング・レフン監督とのタッグで知られるクリフ・マルティネスが音楽を担当している。
日本公開決定にあわせて、場面写真もお披露目された。写し出されているのは、傷だらけのクァンが無差別テロによって失った娘を失意の表情で抱きしめているシーン。突然襲ってきた理不尽な出来事によって、幸せだった生活が一転してしまった男の悲哀が伝わるカットとなっている。
「The Foreigner(原題)」は、19年のゴールデンウィークから東京・新宿ピカデリーほか全国公開。
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