「26th キネコ国際映画祭」開幕! 横山だいすけの人生の指針となった映画とは?
2018年11月22日 19:25
[映画.com ニュース] 日本最大規模の子ども世界映画祭「26th キネコ国際映画祭」のオープニングセレモニーが11月22日、東京・iTSCOM STUDIO&HALL二子玉川ライズで行われ、戸田恵子、中山秀征、高橋克典、横山だいすけが出席した。
1992年に渋谷でスタートし、26年目を迎えた今回は、国内外の選りすぐられた長編短編・全44作品(洋画28作品、邦画16作品)を上映。この日は同映画の魅力の1つである“ライブシネマ”(声優による生吹き替え上映)が行われた。クロアチア映画「真っ赤なリンゴ」を戸田が単独で声をあてた後、中山、高橋、横山も加わり、アフガニスタンを舞台にした「生きのびるために」(本編より一部抜粋)を披露。子どもたちは目の前で映画に息吹が注がれていくひと時を、満面の笑顔で楽しんでいた。
「ドレミの歌」を場内全員で歌い上げると“好きな映画音楽”をテーマにしたトークが展開。「私は『ロッキー』のテーマ曲。やる気を出すために聴きますね」(戸田)、「僕は懐かしい作品なんですが『蒲田行進曲』。哀愁のある映画界を描いているところが素敵」(中山)、「最近だと『パイレーツ・オブ・カリビアン』が格好いい。53歳の立場でいうと、ニーノ・ロータの曲が好きですね」(高橋)と三者三様の答えが出るなか、横山の口から飛び出したのは「ニュー・シネマ・パラダイス」。メロディを口ずさみながら「ゆったりとした気持ちになれるんですよね。家でゆったりとしたいなという時は、必ず聴きます」と語っていた。
イベント後に「子どもの頃に影響を受けた映画は?」と質問が投げかけられると、戸田は「ディズニーの実写映画。海外の作品なので、出てくる人がすごく綺麗だなと。『顔がちっちゃい』『足が長い』『王子様、素敵!』と普通の女の子のように憧れました」と回答。一方、中山と高橋は「田舎だったので、映画館は1つしかなかったんです。夏休みの間だけ開館する。(思い出に残っているのは)アニメやヒーローものをいっぺんに楽しめる『東映まんがまつり』。映画館で過ごす“1日”が夏休みの楽しみでした」(中山)、「古いアメリカ映画ですね。おじいちゃん、おばあちゃんに連れられて色々見ましたし、それが今の仕事へそのまま直結している」(高橋)と懐かしそうに振り返っていた。
そして「歌を始めたきっかけが、映画だったんです」と語り始めた横山。「ウィーン少年合唱団が出る『青きドナウ』を見たことが、音楽との出会いです。また『ネバーエンディング・ストーリー』も大好き。ファルコンに乗って空を飛ぶシーンで『自分も飛べるんじゃないか』とワクワクした気持ちになれるのは、音楽(の効果)が助けてくれるという一面があると思うんです」と説明しつつ、「今回の『キネコ国際映画祭』では、音楽も1つのテーマになっているので、その点もフィーチャーして楽しんでほしいです」とアピールしていた。
「26th キネコ国際映画祭」は、11月26日まで東京・109シネマズ二子玉川ほかで開催。スケジュールの詳細は、公式HP(http://kineko.tokyo/)に掲出されている。