笑福亭鶴瓶、菅田将暉主演「アルキメデスの大戦」参戦!自身がモデルの“社長”演じる
2018年11月1日 05:00
[映画.com ニュース] 三田紀房氏の人気漫画を菅田将暉主演で実写映画化する「アルキメデスの大戦」に、笑福亭鶴瓶が出演していることがわかった。物語の鍵を握るキャラクターであり、自身と瓜二つの大里造船社長・大里清に扮している。
「ドラゴン桜」などで知られる三田氏の原作を、「永遠の0」の山崎貴監督が映画化。1930年代、対米開戦を視野に入れた大日本帝国海軍の司令部は、世界最大級の戦艦“大和”を建造し、日本の国威を世界に示すという計画を立てていた。その計画に反対する海軍少将・山本五十六(舘ひろし)は、帝国大学100年に1人の逸材、アルキメデスの再来と呼ばれる天才数学者・櫂直(菅田)を引き入れる。櫂は数学者ならではの視点で、巨額の国費を投じる建造費の見積額に矛盾を発見し、軍部の陰謀を暴こうとする。
鶴瓶演じる大里は、戦艦大和建造計画阻止の鍵を握る重要人物。ビジュアルから見て取れる通り、原作者の三田氏が鶴瓶をモデルに考案したキャラだ。実写化にあたり、製作陣はいの一番にオファーを出し、鶴瓶もこれを快諾。「漫画で出てくるそっくりのキャラクターを演じると聞いて何のこっちゃと思って読んでみたら、『そのまんまやんけ!』と驚きました。原作だと会社も『鶴辺造船』でしたし。漫画通りやるなら、それはもう僕が一番だと思います。原作者の先生も僕に内緒で描きはったみたいですけど(笑)、出演を聞いて喜んでいたようで、僕もすごく嬉しかったです」とコメントを寄せ、三田氏も「もとから鶴瓶師匠の大ファンでした! 勝手に描いて申し訳ありません。それもノーギャラで(笑)。漫画でも実写でもキャラクターとして神です! 今回望みが叶ってとても嬉しいです」と大喜びで明かしている。
撮影では、専門用語を交えた難解なセリフ回しも披露した鶴瓶。気温35度の猛暑にも負けず、「主演の菅田将暉くんとは番組で何度も一緒にやらせてもらいましたが、俳優として人気も実力も凄い勢いで伸びていっている人と、こうやって一緒に映画を作れるのは面白い経験でしたね。湿度と気温が半端ない現場でしたが、楽しかったです!」と充実の様子だ。山崎監督も、その熱演ぶりに「マンガから出てきたみたい」と最敬礼だった。
「アルキメデスの大戦」は、2019年夏に公開。