山田孝之、AV監督・村西とおる役に挑戦! Netflix「全裸監督」に主演
2018年10月25日 07:00
[映画.com ニュース] AV監督・村西とおるの半生を描くNetflixオリジナルシリーズ「全裸監督」の制作が決定し、人気俳優の山田孝之が主演することがわかった。これまでオタク、闇金業者、勇者などを演じ、唯一無二の存在感を放つ山田が村西役に扮し、1980年代の“アダルトビデオ創世記”を駆け抜けていく。
狂乱の好景気にわいたバブル期の日本に、“AVの帝王”と呼ばれる伝説の男がいた。前科7犯、借金50億、米国司法当局から懲役370年求刑。名を村西とおるといい、すさまじいバイタリティで時代の先頭を走り、世間を挑発し続けた。
ドラマは、本橋信宏氏によるノンフィクション「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)をベースに映像化し、村西の活動と彼に関わる人間模様をユーモアたっぷりに、かつてない壮大なスケールで描き出す。AV監督役に挑む山田は、「俳優として約20年生き、プロデューサーとして映像を作り、これまで何度も『山田さん、監督はなさらないんですか?』と聞かれてきた。僕の答えは毎回決まって『撮りたいと思うものがあったら撮りますよ』と答えてきた。そして、ようやくナイスな答えを見つけました」と真摯に語り、「山田孝之、AV監督になります。AVの帝王になります。質問は受け付けません。さようなら。ビューティフォー。アメイジング。アイムエンペラー」とコメントを寄せている。
そして、映画「百円の恋」「銃」などの武正晴が総監督に。「Netflixが村西とおると、その軍団たちが駆け抜けた1980年代を描くという。危うい悪魔的な作劇の企てに魅力を感じた。僕自身の人生を振り返って、最も刺激的で、最も恥ずべく、楽しい、誤った日々が次々とよみがえってくる」と感慨深げに明かす。さらに「現在の日本を代表する俳優陣とスタッフたちとともに、狂乱の時代を駆け巡ったエロゴト師たちの人間讃歌を世界に発信する挑戦は、価値ある誇るべき仕事だと考えている」と意欲に燃え、「エロが人間の生きる活力源で、最も重要なエレメントと考えている。この考えに異を唱えるものから一歩も引くつもりはない所存だ」と見得を切った。
また、Netflixコンテンツディレクター、ジョン・ダーデリアン氏は、制作意図を「自由と成功を追う村西とおるの葛藤と波乱万丈な人生のドラマは、日本のみならず全世界の観客に響くことでしょう。日本の歴史の中でも比類なくダイナミックだった時代を描き、社会と個人における、今こそ語るべきテーマを探求する作品となります」と説明している。「全裸監督」は、2019年に配信予定。
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