黒川芽以、婚活する“美人”役に戦々恐々 観客拍手も苦笑しきり「汗かくわ!」
2018年10月12日 22:00

[映画.com ニュース] 女優の黒川芽以が主演した映画「美人が婚活してみたら」が10月12日、京都国際映画祭2018で上映された。黒川は、メガホンをとった大九明子監督とともにT・ジョイ京都での舞台挨拶に出席した。
アプリ「Vコミ」で長期間ランキング1位(累計1000万PV突破)を獲得した、とあるアラ子氏の人気漫画が原作。付き合う男性とは不倫ばかりの30代美女デザイナー・タカコ(黒川)は、ある大きな恋を終えた途端、燃え尽き症候群に陥ってしまう。勢いで婚活サイトに登録したタカコは、知り合った2人の男性(田中圭&中村倫也)の間で揺れ動いていく。
高い評価を得た「勝手にふるえてろ」(2017)では、妄想女子のこじらせ恋愛を描いた大九監督。今作の経緯を振り返り「黒川さんは、男性のミューズ的な役を多くやられますが、普段しゃべっているととてもチャーミングなんです。女性にもモテる人」といい、「だから女性に『黒川さんってこんな人』と伝わるように、願いを込めました」と明かす。これに黒川は、「立ち飲み屋に行くと女子にモテます」と愉快そうに応じていた。
一方で黒川は「タイトルを聞いて、そして(役どころの)“美人”というワードを見て、自分に務まるのか、ものすごいプレッシャーでした」と戦々恐々だったことを告白し、観客から称賛の拍手を送られたが「汗かくわ!」と苦笑しきり。大九監督は印象深いシーンとして、黒川と田中圭のラブシーンを挙げ、「2人ともプロフェッショナルで、(恥ずかしさはなく)へっちゃらなんです。こちらのほうがドキドキした」と明かすと、黒川は「私が(田中の肩を)噛むところがありますが、大九さんの演出です。私に噛み癖があるわけではないですよ!」と強調していた。
また、脚本はお笑いコンビ「シソンヌ」のじろうが手掛けている。大九監督は「じろうさん、シナリオを一向に書いてこないんですよ。なかなか筆が進まなくて。ある日打ち合わせに土下座できて『すみません、面白いものしか書けないんです!』。くー、かっこいい! 芸人さんならではで、普段は笑わせるコントですから、映画とは向かうベクトルが違うらしくて。一生懸命、プロデューサーと『いや、じろうさんは書けます。書ける子です。常に笑わせている必要はないので』と説得しました」とぶっちゃけながらも、女性心理を巧みに汲み取ったじろうの手腕を「励ましたら、あらすじ的な流れを一晩で書いてきてくれた。大天才です。コントなどでよく女装しているじゃないですか、映画でも女優をやったらいいのに。ちょっと、出演してもらうことを狙っています」と絶賛していた。
京都国際映画祭2018は、10月14日まで開催。
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