野村周平、前田敦子の名文句風に主演作アピール「俺のことを嫌いになっても…」
2018年9月22日 16:47

[映画.com ニュース] 野村周平が主演する映画「純平、考え直せ」が9月22日、全国27館で封切られ、東京のシネ・リーブル池袋で行われた初日舞台挨拶に、野村をはじめ、柳ゆり菜、毎熊克哉、岡山天音、佐野岳、佐藤祐基、藤原季節、森田涼花、木下愛華、片岡礼子、森岡利行監督が出席した。
直木賞作家・奥田英朗氏の同名小説を実写映画化。新宿・歌舞伎町を舞台に、敵対する組の幹部の命を獲ってこいと命じられた昔気質で男気たっぷりの純平(野村)の“3日間の青春”を描く。「やっぱり格好いいですよね。いまどきの人というよりは、一昔前の人のような気がしていて。まさに純平。時代遅れです」と初共演の毎熊から茶化された野村は、その意見に同意。「生まれてくる時代を間違えたとよく言われますね。平成には似つかわしくない」と“オレ流”を貫き通した。
総勢11人による舞台挨拶だったため、タイムスケジュールはきつきつの状態。登壇時の挨拶もスリムなものとなったが、役どころへの思い入れが深い佐野が“事件”を起こした。芝居の場となったコインランドリーについて熱弁をふるったが、一向に着地点は見つからず。業を煮やした野村が「時間がないんじゃー! 俺もそんなに喋らんかったわ! 早く着地しろって!」とクレームを入れると、場内は大爆笑だった。
森岡監督は、野村とともに物語をけん引した柳について「ゆり菜は舞台をやったりしていて、元々根性がある子だなと思っていたんです。映画の撮影は、舞台の稽古よりももっとハードなものになりましたが、すごく根性を見せてくれた」と激賞。続けて「野村周平に関しては、会う前までに抱いていたイメージと、実際に会った後に感じた印象が全然違いました。実際に生身の人間と会ってみないと、その人となりはわからない。礼儀正しく、きちんと人に気を使えるような男だった」と振り返っていた。
「SNSと任侠が合体した新しい映画」と本作を説明した野村は、「SNSの住人というのは、SNSのなかだけでしか生きていないので、心ない発言をしてしまうことがある。人と会わなきゃわからない。会ったこともないのに、人格とかを否定するなよと言いたい。会いに来てくださいという感じ」と度々起こる自身の“SNS炎上”に絡めて発言。しかし「SNSを少し否定しましたが、皆様のつぶやきでこの映画を広めていただきたい。その宣伝の効果で、この映画も『カメラを止めるな!』みたいな感じになるかも(笑)」と態度を一変させた。そして、AKB48在籍時代の前田敦子の名スピーチを引用して「俺のことを嫌いになっても、淳平のことは嫌いにならないでください!」と自虐交じりにアピールしていた。
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