「フリクリ オルタナ」ハル子役の新谷真弓「これからも長く愛して」
2018年9月8日 12:30
[映画.com ニュース] 2000年から2001年にかけて発売された6巻のDVDが累計約25万本の大ヒットを記録したオリジナルビデオアニメの続編となる劇場版「フリクリ オルタナ」が9月7日、初日を迎え、TOHOシネマズ上野でハルハラ・ハル子役の声優・新谷真弓、上村泰監督が舞台挨拶を行った。
「フリクリ」は、「新世紀エヴァンゲリオン」に続くガイナックスの新作として企画された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズや「トップをねらえ2!」の鶴巻和哉氏の初監督作。2003年カナダ・ファンタジア映画祭でアニメーション部門銅賞を受賞するなど国内外で圧倒的な人気になっていることから、Adult Swim、Production I.Gと東宝によって新作劇場アニメを製作。ギターを武器に活躍するハル子と、青春をこじらせる女子高生たちの物語を描いた。
上村監督は「会議では『フリクリって何?』っていうことからスタートした。アクションが最高とか、曲が最高だとか、みんなバラバラ。こんなにばらけることがあるんだというくらいだった。方向性を決める時に、鶴巻監督が描いたセンチメンタルな部分を描ければと思い、作らせていただきました。ハル子は大好きなので、大事にしたいと思い、新谷さんから天の声(意見)を頂きました」と話した。
前作に続きハル子を演じ、今回は企画段階から制作に関わった新谷は「(ハル子がどんな人物かは)私もわかりません。しかも役者なので、脚本や監督が意見するのはおこがましいことと思っていました。『鶴巻さんの作った「フリクリ」はプライベートムービーみたいなものなので、ほかの人には作れない。上村さんのプライベートムービーにするしかないです』と言いました」とアイデアを出した。
この言葉に刺激を受け、上村監督は自分なりのハル子像を造形。「鶴巻さんが作り上げたセンチメンタルなところを掘り下げた。僕は女子高生が好き。でも、僕が好きな女子高生だと、アイドルになってしまう。それは僕が描きたものではない。記号的なものではなく、等身大をちゃんと描きたいと研究し、知り合いの女子高生に聞いたりした」と裏話を披露した。
舞台挨拶では、出席できなかった女子高生カナ役の美山加恋の「前作とは違った、女子高生たちの4人の日常を描いています。青春のもんもんとした何かを感じて、何かを知っていく物語です」とのビデオメッセージも流された。美山の姿に新谷は思わず「かわいい!」。上村監督は「(4人の高校生役のキャストは)リアルに仲良しで、見ていて、うらやましかった。僕はそれどころではなかったんで」と笑う。
最後に、新谷は「(「フリクリ」が)長く愛され、感謝の気持ちでいっぱいです。これから、どういう展開があるのか、ないのか分かりませんが、これからも好きな気持を持ってくれたら、うれしいです」と熱望。劇場版第2弾の「フリクリ プログレ」も引き続き9月28日に劇場公開される。
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