フリクリ プログレ
劇場公開日 2018年9月28日
解説
2000年から01年にかけて全6巻がリリースされ、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズで知られる鶴巻和哉が監督を務めたOVA「フリクリ」の続編となる劇場版アニメの第2弾。普通の日常を過ごしていたヘッドフォン少女ヒドミ。彼女が轢かれた夜、クラスメイトの少年・井出の額から、突如として巨大ロボットが出現する。さらにハル子から分裂したラハル&ジンユと出会ったことから、平凡だったヒドミの日常は終わりを告げる。オリジナル版の監督を務めた鶴巻がスーパーバイザー、貞本義行がキャラクター原案を担当。「PSYCHO-PASS サイコパス」の本広克行総監督の下、監督には6人の個性あふれるクリエイターが名を連ねている。ハル子から分裂したラハルの声を林原めぐみ、ジンユの声を沢城みゆき、ヒドミの声を水瀬いのりがそれぞれ演じる。
2018年製作/136分/G/日本
配給:東宝映像事業部
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2022年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD
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映画館で1度鑑賞しました。久しぶりに動画配信サービスを利用して鑑賞しました。オリジナルのOVA、もう1つの劇場版である「オルタナ」も鑑賞済みです。
念のためですが、自分はOVAのフリクリが今まで見た全ての映像作品の中で一番好きです。この映画.comで仮にオリジナルの「フリクリ」が作品として掲載されていれば、プロフィールの生涯ベスト5にも絶対入れます。
この「プログレ」は全6話とも監督が違います。そのため、その話数により、オリジナルに寄せているなぁ、という話もあれば、オリジナルの雰囲気をそういう風に感じ取っていたんだなぁ、と違いを楽しめたりもできます。
自分の中では、第4話・第5話、特に第5話は、オリジナルの雰囲気に近いカット割りを感じましたし、作画にも特徴があり、戦闘シーンも力が入っているなぁ、と感じました。
残念ながら、これより下は自分が感じた残念な点になってしまいます。
・全体のストーリーとして、ヒドミの話とハルコの話の2本立てになっているためか、それぞれの感情描写とストーリーを進めるための舞台設定の話を同時に進めていく必要があり、とてもひっちゃかめっちゃかになってる気がします。さらにその上で、フリクリ特有のふざけ感が邪魔をして、より物語を分かりづらくしているように感じます。(OVAのフリクリにも悪ふざけは多く存在しますが、悪ふざけの風味が違うんですよね・・・。)話の進め方としては、OVAと同じ「ラハルがアトムスクを手に入れるために主人公を利用している」という進行なのに、感じ方が違うのは何故なのでしょうか。
・多くの話でフリクリっぽいギャグが出てくるが、アクセントになっておらずテンポの緩急がついていない。そのため、どの部分を焦点にしたいのか、見ている側にどのように感じてほしいのかが分からない。
・音楽がピロウズである必要があったのか、と思うほど、音楽が印象に残らない。
・作画のメリハリがない。特に、戦闘シーン。オリジナルの時のように、その話数ごとで「気合入ってるなぁ」と思えるシーンがない。(話数ごとでキャラデザインが多少異なるのは、制作会社も異なるため、特に言及する必要はないかと思います。)
・ヒドミが抱える葛藤の掘りが浅い。描写は少なくても、胸に刺さるような演出や描写がされていない。(テンポ感とも繋がるところだと思います。)
・「NO」をなんでも利用しすぎじゃね?(ガンダムで言うサイコミュ兵器みたいな万能な使い方してない?可能なら「逆襲のシャア」みたいな発想の転換してほしかった・・・)
・感じ方だと思いますが、絵がのっぺりしていて、1枚絵の中で奥行きや開いている空間を感じられる絵作りがない。(作画が深夜アニメの延長線上にしか感じない。劇場で流す予定の作品なのに、カメラワークとかもうちょっとどうにかならなかったんか感。例えば、OVA第1話の、橋の上でカンチとMM社のロボットが対峙するシーンとか、後ろのMM社まで入ってくるカットとか凄いやん。また、画面の中の情報量がよくない意味で騒がしい。)
ただの視聴者なのに、とてつもない上から目線のくそ嫌な客になってしまいました涙。違和感や不満をただただ並べただけの感想になってしまいましたが、オルタナのレビューでも書いた通り、見た人によってそれぞれの「フリクリ」がある中で、全話を別監督で作るという挑戦はとても素晴らしいものだったと思います。可能であれば、元のストーリー部分の脚本がもっと練られていれば、もう少し違う感想が持てたのかもしれません。
自分にとってフリクリとは、脚本、演出、音楽、作画、演技、キャラ、カット割りというアニメ作品にとって重要なすべての要素が、制作者の尖った感性でトゲがありながらも完全に洗練されていて、それぞれが完璧に複合している、尖りに尖りまくったコンペイトウみたいな作品です。(味じゃなくて形が、です)
自分の中でOVAのフリクリという作品があまりにも大きすぎるため、どうしても細かいところまで面倒くさいまでに比較してしまいます。そのため、この「プログレ」を純粋に評価できていない感があり、とても悔しい気持ちです。
2020年5月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
とタイトルを某未来少年みたいに書いたものの(笑
あれだけ逢いたくて恋い焦がれて、
20年越しに再会したハル子さんは、
横に鉄郎ではない少年を連れた、
別次元のメーテルみたいになっていた。。
それも、年相応に老けて、
しかも、年甲斐もなく、なにも変わっていなかった。
同窓会なんてするもんじゃないね!(笑
でもまだどっかで愛してるんだ。アトムスクみたいに。
2020年2月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
今回は中学生女子が主人公、悪夢の世界と現実がリンクし始め、彼氏や先生を巻き込んで不条理な世界で右往左往する。
主人公キャラが安定しないのでついていくのが大変。
2019年12月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
どうしてこんなにつまらないのか。
フリクリは面白かったのに、オルタナプログレはなんでこんなにも退屈なのか。
それは、センスがないからの一言に尽きる時思う。
ここまで才能に差があるなら、作る前から駄作になるの分からなかったのかな?
それとも駄作でもいいから作りたかったのかな?
こんなクソアニメ作って酷評されてセンスの差見せつけられて。
作った人はどんな気持ちでいるんだろう?
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