「最後のジェダイ」女優、ネットいじめについて語る
2018年8月25日 12:00
[映画.com ニュース]「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」のローズ・ティコ役で知られるケリー・マリー・トランが、ネットいじめに耐え切れずインスタグラムの全投稿を削除して以来初めて、自身の言葉で心情を語った。
ほぼ無名だったにもかかわらず、「最後のジェダイ」でレジスタンスの整備士ローズ役に大抜てきされ、同シリーズ初となるアジア系アメリカ人の主要キャストとして世界的に注目されたトラン。しかし映画の公開直後から、演じたキャラクターへの批判のみならず、トラン自身の人種や容姿、性別に言及する差別的なコメントがファンから日々大量に寄せられた結果、トランは今年6月にインスタグラムの投稿を全て削除し、ソーシャルメディアから姿を消していた。
8月21日(現地時間)付の米ニューヨーク・タイムズ紙に宛てたエッセイで、「ネガティブなコメントそのものよりも、私自身がそれを正しいと思いはじめてしまったから」とインスタグラムのアカウントを事実上閉鎖した理由について明かしたトランは、「彼ら(白人)の人生のストーリーにおいて、自分は脇役としてしか存在し得ないのだという、有色人種の女性として生きるなかで学んだことを、彼らの言葉によって改めて思い知らされた」と語る。
ベトナムからの移民である両親のもとアメリカで生まれ育った経験について、「これまでずっと、肌の色が違うというだけでよそ者扱いされ、仲間はずれにされてきた」と振り返ったトランは、「有色人種の子どもたちが白人になることを夢見ながら育つことも、女性たちがその容姿や言動を厳しく問われることもなく、人種、性別、宗教、社会的地位、性的指向などにかかわらず、誰もが同じ人間としてみなされ、尊重される世界を願ってやまない」と祈りを込めて訴えると共に、「ケリーとして知られているけど、本名はローン。私は『スター・ウォーズ』映画で主要キャラクターを演じた初めての非白人女性。バニティ・フェア誌の表紙を飾った初のアジア系女性。私のキャリアはまだ始まったばかり」と堂々たる宣言でエッセイを締めくくった。
PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ショウタイムセブン
【阿部寛がヤバすぎる】異常な主人公 VS イカれた爆弾テロ犯…衝撃のラスト6分、狂気の向こう側へ
提供:アスミック・エース
芸能生活50年で“初”体験!
【無料】映画の面白さが何倍にもなる特別番組…貴重な瞬間を見逃すな!(提供:BS10 スターチャンネル)
「アベンジャーズ」と関係するかもしれない“大事件”
【物語のカギは“日本”!?】このマーベル最新作は観るべきか、否か――?
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか?ショッキングな実話
提供:東和ピクチャーズ
次に観るべき“珠玉の衝撃作”
【余命わずかの親友から奇妙なお願い】「私が死ぬとき隣の部屋にいて」――魂に効く“最高傑作”更新
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作
【涙腺が危ない】切なすぎる物語…さらに脳がバグる映像美×極限の臨場感にド肝を抜かれる!
提供:ディズニー