批判上等!来日した「スカイライン」続編監督、“躍進の心得”を学生に熱血指導
2018年8月24日 15:15

[映画.com ニュース] 謎の生命体による地球征服の3日間を描いた「スカイライン 征服」の7年ぶりとなる続編「スカイライン 奪還」で、製作・監督・脚本を手がけたリアム・オドネルが8月23日、東京・千代田区のデジタルハリウッド大学で、来日トークイベントを行った。映像クリエイターを志す学生たちに向けて「情熱と勤勉さ、そして批判に耳を傾ける姿勢があれば、成長するチャンスはあるはず」とエールをおくった。
「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」にクリエイティブ・コンサルタントとして参加し、前作「スカイライン 征服」で製作・脚本を務めたオドネルにとって、本作は満を持しての監督デビュー作。「映画作りにおけるCEOのような立場で、楽しいよ(笑)。今までは裏方だったし、現場に指示を出すのはすばらしい経験だった」と振り返り、「特にスタッフに関しては、可能な限りベテランを起用した。例えば編集のショーン・アルバートソンだね。僕にとっては、メンターのような存在だったよ」と語った。
オドネルは、本作のプロデューサーであるコリン&グレッグ・ストラウス兄弟が2002年に設立したVFX制作会社「ハイドラックス」に所属。同社は「アバター」「ジオストーム」「ランペイジ 巨獣大乱闘」といった数多くのメジャー作品でVFXを担当する、ハリウッドきっての有名スタジオだ。
「ハイドラックスの強みは、誰もが学び成長できるチャンスが与えられている点。僕も最初は脚本家だったけど、さまざまな経験をし、今はメガホンをとっている。ストラウス兄弟たちは、何事も外注には任せない“インハウス”な制作体制にこだわりをもっているし、彼らが自分たちでカメラを回す姿には、大いに刺激を受けているよ」(オドネル)
学生から「ハイドラックスが求める人材は?」と問われると、「最新のソフトウェアを使いこなせるかといった基本的なスキルはもちろん、そこに新たな価値観をプラスできる人材だね。求められる納期やクオリティに対する責任感も必要だね」。ハイドラックスには、デジタルハリウッド出身の日本人も働いていたといい、「世界中から才能が集まっているよ」と話していた。また、「1フレームあたり、レンダリングの時間は?」といった専門的な質問も飛び出し、オドネルは丁寧に回答していた。
「スカイライン 奪還」は、10月13日から全国公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)