「アントマン&ワスプ」は「アベンジャーズ4」に衝撃与える!? P・ラッドが激白
2018年8月21日 21:29
[映画.com ニュース]身長1.5センチのヒーローを描いたマーベルスタジオ最新作「アントマン&ワスプ」のスペシャルファンミーティングが8月21日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われ、来日中のポール・ラッド(アントマン役)、エバンジェリン・リリー(ワスプ役)、ペイトン・リード監督が舞台挨拶に出席した。
前作「アントマン」以来、約3年ぶりの来日を果たしたラッドは、「今回はエバンジェリンと来ることができました。この作品を分かち合えることに、とてもワクワクしています。サンキュー、サンキュー、サンキュー!」と高らかに感謝を述べる。客席のコスプレイヤーに大興奮だったリリーは、ラッドに対し「本シリーズに参加する前から、もともとポール・ラッドのファンでした。時々、独立した『ワスプ』という映画(の構想)について聞かれるんですが、いつも『興味はまったくない』と言うんです。なぜならポールがいるからこそ、だからです」と絶対的な信頼を寄せた。
観客からの質問コーナーも設けられ、「次の『アベンジャーズ』に向け、今作で注目してほしい点は」と問われた一同は「僕たちから『アベンジャーズ4』に言えることはないんだけども」と困り顔。それでもリード監督は「この作品で起きることが、『アベンジャーズ4』にインパクトを与えるかもしれない」と語り、ラッドも「エンドロールが終わる最後の最後まで席を立たず、必ず画面を見てください。みなさんが気になっているいくつかの問いに、答え得るかもしれません」と話すにとどめていた。
また、日本語版声優を務めた芸人・宮川大輔と、ファン代表の俳優・中川大志も登壇。中川は「この映画に関わっていない、ただのファンです。『アントマンがMCUで一番好き』と言い続けていたら、まさか同じ舞台に立てるとは」と緊張の面持ちだったが、「冴えない主人公が僕は好きなので、とにかく(ラッド演じる)スコットに感情移入しちゃうんです」と熱意を伝えると、感激の様子のラッドは熱い抱擁を贈っていた。
さらに中川は「1.5センチ目線のために行った役作りは?」と質問。リリーは「あるシーンを撮影しているときに、監督が親切にも、巨大なグリーンの“太もも”を作ってくれたんです。それに私が乗っていて、自分がどれだけ小さいのか、そして上を見るとどうなるかと演出してくれた」と明かし、ラッドは「撮影中、目線があるべき場所にテープを張ったり。巨大な足に踏み潰されるシーンでは、避けようとするだろうし、かなりの部分は想像力でしたね」と答えていた。
作品のコミカルさそのままに、和やかな掛け合いを繰り広げ、大いに観客を沸かせたキャスト陣。宮川直伝の「あほの坂田の歩き方」を披露したほか、“お守り”をプレゼントされたリリーは「開けていい?」とリクエストし、宮川らを「そのなかには神様が入っておられます!」と慌てさせていた。「アントマン&ワスプ」は8月31日から全国公開。
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