「スパイダーマン」スピンオフ「シルバー＆ブラック」が製作中断　2本の単独映画に

［映画.com ニュース］　米ソニー・ピクチャーズが、「スパイダーマン」のスピンオフ「シルバー＆ブラック（原題）」の製作を中断し、2本の単独映画として企画を再始動していることがわかった。

「シルバー＆ブラック」は、凄腕の傭兵で戦争犯罪者たちを捕まえる企業のトップを務めるシルバーセーブルと、スパイダーマンの恋人だった過去を持つ泥棒ブラックキャットという、マーベル・コミックスの人気女性キャラクター2人を主人公に描く予定だった。

しかし米Deadlineによれば、ソニーはまずブラックキャットに焦点をあてた単独映画から準備を始めるようで、「シルバー＆ブラック」の脚本・監督に起用されていたジーナ・プリンス＝バイスウッド（「リリィ、はちみつ色の秘密」）は企画から離脱すると見られている。その場合、ソニーは新たな女性監督を選定する模様だ。

スピンオフ作品の数々でスパイダーマン・ユニバースの拡大を図るソニーは、悪役ベノムを描くトム・ハーディ主演、ルーベン・フライシャー監督の「ヴェノム」が10月5日から全米公開、11月2日から日本公開される。また、吸血鬼モービウスを描くジャレッド・レト主演、ダニエル・エスピノーサ監督の「モービウス（原題）」、人気女性ヒーローのシルクを描く「シルク（原題）」などのスピンオフ新作も製作準備が進行している。