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父と娘が、25年ぶりに再会する夏祭り… 倉科カナ主演「あいあい傘」第2弾特報完成

2018年8月10日 08:00

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“日本一泣ける劇団”による感動作
“日本一泣ける劇団”による感動作
(C)2018 映画「あいあい傘」製作委員会

[映画.com ニュース] 倉科カナが主演し、劇作家で俳優の宅間孝行がメガホンをとった感動作「あいあい傘」の第2弾特報映像が完成し、あわせて場面写真が披露された。映像は、夏祭りでにぎわうある日の夜に、父と娘が25年ぶりに再会する“直前”を切り取っている。

“日本一泣ける劇団”と称された「東京セレソンデラックス」が07年に上演し、主催の宅間がサタケミキオ名義で作・演出を手がけた舞台を映画化。恋園神社のある小さな田舎町に、さつき(倉科)は25年前に蒸発した父・六郎(立川談春)を探しにやって来た。宿への道中、偶然にも六郎を知るテキ屋の清太郎(市原隼人)と出会い、「年に一度の祭りを取材したい」と嘘をつき案内してもらうことに。散策しながら、次第に明らかになる現在の父の生活。さつきは意を決して、父の新しい家族、つまり妻の玉枝(原田知世)と、彼女のひとり娘(入山杏奈)に会いに向かう。

特報は、日本の古き良き夏祭りの風景とともに、神社の石段をのぼるさつき、それを見守る清太郎をとらえている。一歩一歩、踏みしめながら進むさつきの後ろ姿からは、緊張と不安、そして言いようのない期待が伝わってくる。演じた倉科は、「突然の父との別れから、彼女の心にはいつもどこかに穴が存在していたのではないでしょうか。いまどこにいて、どうしているのか……という思いをいつも抱え、時間が経っても埋まらない穴を埋めるために、父に会いに行く決心をしたんでしょうね」と心情を重ね合わせ、「撮影で私がさつきとして過ごしている間、ただ『お父さんに会いに行く』という素直な気持ちだけをもって演じることが出来ました。この作品が、家族や大切な人をいま一度思うきっかけになれたら嬉しいです」と願いをこめている。

また、今作のキービジュアルを表紙に使用した小説版が8月10日に発売されるほか、舞台版が10月5日から東京・サンシャイン劇場などで上演される。映画「あいあい傘」は、10月26日からTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開。

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