篠原涼子、“広瀬すず似の整形”を希望!? 仰天告白に驚きの声も大根仁監督は自信
2018年7月30日 20:05
[映画.com ニュース] 韓国の大ヒット映画をリメイクする「SUNNY 強い気持ち・強い愛」の完成披露舞台挨拶が7月30日、東京・恵比寿のザ・ガーデンホールで行われ、主演の篠原涼子をはじめ共演の広瀬すず、板谷由夏、小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美、池田エライザ、山本舞香、野田美桜、田辺桃子、富田望生、メガホンをとった大根仁監督が出席した。
韓国で観客動員740万人を記録したカン・ヒョンチョル監督作「サニー 永遠の仲間たち」を、舞台を日本に移したほか1990年代に流行したコギャルやJ-POPなどをちりばめてリメイク。奈美(篠原)は末期がんに侵されたかつての親友・芹香(板谷)と再会を果たす。「死ぬ前にもう一度だけ、みんなに会いたい」。女子高生時代の仲良しグループ「SUNNY」のメンバーとの再会を熱望する旧友の願いを、奈美はかなえられるか。約22年の時を経て、強い気持ちと愛が再び“彼女たち”を輝かせていく。
劇中では篠原が現在の奈美、広瀬が高校時代の奈美を演じている。篠原は「(広瀬が)私の過去を演じると聞いた瞬間、恐れ多くて、本当に『広瀬すず似の整形をしてください』と言いに行こうと思った」と告白し、「お金がかかるかもしれませんが監督にCG加工も……。本当に可愛い、お人形さんみたいですから」と苦笑交じりに振り返る。場内から驚きの声が上がるなか、広瀬も「私も大人になった奈美は篠原さんと聞いて……。弾けた役でもあるので、『篠原さんと繋がるのか?』というくらい弾けて演じてしまって。反省しています」と頭をかき、キャスティングした張本人である大根監督は「当初は周りから『(2人は)似てなくないっすか?』と言われていた。でも、僕からすれば同一人物。映画を見れば『なるほど』と思うはず」と自信をのぞかせていた。
さらに現代パートに出演した“大人キャスト”陣は「ルーズソックスは、これがまた高くて。長ければ長いほど、高校生のお小遣いでは買えなくなる」(小池)など、青春時代の思い出話に花を咲かせる。一方で90年代パートに参加した“高校生キャスト”陣は、コギャルを演じる苦労があったようで、広瀬は「現場に入ってから、まずは全身を黒く塗るんです。あとは塗ってもらっている間に、眉毛を抜いてもらっていたり」と明かす。続けて田辺は「見えるところは全部黒くしていた」、野田は「謎の茶色いスプレーを体に吹きかけられていた」と説明し、山本が「大根さん(の演出)が怖かった」と吐露すると、大根監督は「女子高生チームでは、演劇部の鬼顧問みたいに、厳しくやらせていただきました。当時のコギャルに慣れさせるために、何回も(リテイクした)」と釈明していた。
また劇中音楽は、篠原の大ヒットシングル「恋しさと せつなさと 心強さと」などを創出し、90年代の音楽シーンをけん引した小室哲哉氏が担当。約20年ぶりに小室氏とタッグを組んだ篠原は、「衝撃的な運命を感じました。90年にデビューして、小室さんと出会って、歌をきっかけにテレビやメディアに出させていただいた。小室さんに何もお返しができないままでしたが、またこうやってご一緒でき、神様の導きじゃないですけど、ご縁を感じました」としみじみ話していた。
「SUNNY 強い気持ち・強い愛」は、8月31日から全国で公開。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
第86回アカデミー作品賞受賞作。南部の農園に売られた黒人ソロモン・ノーサップが12年間の壮絶な奴隷生活をつづった伝記を、「SHAME シェイム」で注目を集めたスティーブ・マックイーン監督が映画化した人間ドラマ。1841年、奴隷制度が廃止される前のニューヨーク州サラトガ。自由証明書で認められた自由黒人で、白人の友人も多くいた黒人バイオリニストのソロモンは、愛する家族とともに幸せな生活を送っていたが、ある白人の裏切りによって拉致され、奴隷としてニューオーリンズの地へ売られてしまう。狂信的な選民主義者のエップスら白人たちの容赦ない差別と暴力に苦しめられながらも、ソロモンは決して尊厳を失うことはなかった。やがて12年の歳月が流れたある日、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バスと出会う。アカデミー賞では作品、監督ほか計9部門にノミネート。作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門を受賞した。
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。