日本の傑作SF漫画をJ・キャメロンが映画化!「アリータ バトル・エンジェル」新予告公開
2018年7月28日 10:00
[映画.com ニュース] 日本のSFアクション漫画「銃夢(ガンム)」をジェームズ・キャメロンの製作&脚本、ロバート・ロドリゲスのメガホンで実写映画化する「アリータ バトル・エンジェル」の公開日が12月21日に決定し、あわせて新予告編が公開された。
スクラップが堆積したクズ鉄町を舞台に、医師イド・ダイスケによってがれきの中から助け出されたサイボーグ少女ガリィが、賞金稼ぎとして戦うなかで生きる意味を見出す姿を描いた木城ゆきと氏の原作に、「アバター」のキャメロンがほれ込み、15年以上前から映画化を切望してきたSFアクション。映画版では、記憶をなくした少女アリータが自らの戦闘能力に気づき、出生の秘密を探るとともに、腐敗した未来世界を変えようと戦う姿を描く。
公開された予告編では、数百年後の未来、がれきに包まれた「アイアン・シティ」でサイバー医師のイド博士(クリストフ・ワルツ)に発見されたサイボーグのアリータ(ローサ・サラザール)が、密林の奥で朽ちた飛行物体の内部で「特別なつながりを感じる」というサイボーグのボディを見つけるさまが映し出される。真相を隠そうとするイド博士に反発し、自ら秘密を明かそうとするアリータを殺人サイボーグが襲い、謎の男ベクター(マハーシャラ・アリ)によって、「彼女は唯一の生き残りだ。300年前に失われたはずの“最終兵器”。彼女は世界の秩序を脅かす」とその脅威が明かされる。
そして、アリータを破壊しようと襲いくるサイボーグたちを、驚異的な格闘スキルで圧倒していくハイスピードアクションが展開。巨大な兵器を前に、たったひとりで飛び込んでいくアリータの姿も捉えられている。
24日には、キャメロンと、盟友であるプロデューサーのジョン・ランドー、ロドリゲス監督、アリータ役のサラザールによる、ソーシャルメディアでの緊急ライブ配信が日本を含む32カ国で実施。キャメロンが公の場で本作について語る初の機会で、「原作は斬新で創造的で最先端、美しく、恐ろしく、驚異的だ。木城(ゆきと)さんが作った世界を映画に収まる範囲で最大限映画にした」と語り、予告編でも切り取られているアリータが机を叩くシーンについて、「(あのシーンは)木城さんがセットを訪れた際に撮影していたシーン。原作からそのまま取ったものだ、同じ絵が原作にある」と言及した。
アリータはすべてモーションキャプチャーによるCGで表現されているが、演じたサラザールは「作品に出演していると、モーションキャプチャーであることを忘れてしまう。アリータはたまたまサイバネティック製の体を持ち、ひどく忘れられない過去を持っているというだけなの。アリータは普通の女の子よ。私と同じでさまざまな感情がある」と語った。
「アリータ バトル・エンジェル」は、12月21日から全国公開。
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