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映画学校NCWが映画祭受賞作のOB監督を橋渡し 「クリエイターズショーケース」開催

2018年7月18日 20:25

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18回目を迎えた映画学校のイベント
18回目を迎えた映画学校のイベント

[映画.com ニュース]「神様のカルテ」の深川栄洋監督、「宇宙兄弟」「聖の青春」の森義隆監督、「パンとバスと2度目のハツコイ」の今泉力哉監督を輩出した映画学校「ニューシネマワークショップ(NCW)」が主催する上映イベント「クリエイターズショーケース」が7月18日夜、東京・新宿K's cinemaで行われた。

NCWでは7月14~20日まで、「つくる」コースの1年間の総決算イベントとして、約40本の優れた短編映画を上映するイベント「ムビハイ18」(Movies-High18)を同所で開催中。18回目を迎えた今年は新たな試みとして、OB監督の3作品を上映し、トークイベントを開催した。

上映したのは、2015新人監督映画祭短編作品部門準グランプリなどを受賞した「父の日」(小平哲兵監督)、2017那須ショートフィルムフェスティバル那須アワードグランプリ&観客賞&審査員特別賞を受賞した「金色」(布瀬雄規監督)、2015東京国際レズビアン&ゲイ映画祭グランプリ、2016田辺・弁慶映画祭映画.com賞を受賞の「私は渦の底から」(野本梢監督)の3本の短編。3人の監督は次回作として長編映画の準備を進めている。

病死した漁師の父親との思い出を綴った「父の日」の小平監督は「高校を出てから、26歳まで漁師をやっていましたが、30歳が見えたときに、映画を作るために東京に出ようと思いました。幼少期に父がなくなって、向き合ってこなかった自分の経験が基です」。現在は、同映画の共同脚本・共同制作者の羽石龍平氏とともに、「進めよイッポンあしの案山子達(仮)」を準備中。羽石氏は「新作は、戦後の混乱期によって、学校を通えなかった老女たちが通信制中学校に通い、10代の少女のように青春を謳歌する話です。僕が介護の現場で働いていることがあって、高齢者にスポットを当ててみたいと思いました」と話した。

コック見習いと鍼灸師をしている金髪の盲目の青年の交流を描いた「金色」の布施監督は「たまたま見た金髪で白杖を持っている人の姿が印象に残っていて、近くに障がい者の方の学校があったことから、そういう方々とどういう風に接したら、いいのかと思ったのがきっかけです」。次回作には、高校時代の友人の死をきっかけに、主人公の警官が過去と現在を見つめ直す「たかし(仮)」を予定している。

レズビアンのヒロインが親友に片思いをする姿を描く「私は渦の底から」の野本監督は「中学生のときに見た『金八先生』で、上戸彩さんがトランスジェンダーの役をやっていて、LGBTに興味を持ちました。後輩にトランスジェンダーの子がいて、背中を押されて製作しました」。次回作は、子作り中ながら、なぜか夫が妊娠してしまうという「くだらないの中に(仮)」を予定している。

映画プロデューサーで、NCW主宰の武藤起一氏は「これからの才能の橋渡しをしたいと思って企画しました。NCWとしても、これをきっかけにして、新しいことにもチャレンジしたい」と話していた。

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