「空飛ぶタイヤ」では富山弁! 佐々木蔵之介の“方言キャラ”をプレイバック
2018年6月5日 09:00

[映画.com ニュース] 「TOKIO」の長瀬智也主作「空飛ぶタイヤ」は、突然起きたトレーラーの脱輪事故によって整備不良を疑われた運送会社社長が、大企業に立ち向かいながら真実を追求するさまが描かれる“大逆転”エンタテインメントだ。物語の鍵を握るのは、佐々木蔵之介扮する富山ロジスティック元整備課長・相沢寛久。様々な“方言キャラ”を演じてきた佐々木は、本作では流暢な富山弁を披露している。
佐々木の“方言キャラ”で印象的なものといえば、「超高速!参勤交代」で演じた内藤政醇(ないとう・まさあつ)だ。磐城国(福島県)を舞台に、突然幕府から参勤交代を命じられた弱小貧乏藩が、あの手この手を使って成し遂げようと奮闘する姿を描いており、劇中では「んだんだ」「~だべ」という福島弁が飛び交っている。“超”がつくほどお人好しの政醇に扮した佐々木も「本当に福島県民だったのでは!?」と錯覚するほどの“ズーズー弁”を話している。
また、羽海野チカ氏の人気コミックを前&後編の2部作で実写映画化した「3月のライオン」でも役者魂を発揮した。孤独に生きてきた高校生プロ棋士・桐山零(神木隆之介)が、東京の下町に住む3姉妹、ライバル棋士らと心を通わせ、切磋琢磨し合うなかで成長する物語において、努力と鍛錬を絵に描いたような山形県出身のプロ棋士・島田開を熱演。普段は標準語だが、同郷の記者に対しては「あんまり期待されっど、まだ胃がいだむんだけんどもな(あまり期待されると、また胃が痛みます)」とよどみなく切り返す光景が描かれている。
池井戸潤氏のベストセラー小説を映画化した「空飛ぶタイヤ」では、脱輪事故によって窮地に立たされる運送会社社長・赤松徳郎(長瀬)に“大逆転”のきっかけを与える相沢役に挑戦した佐々木。悔しさ、無念さがにじみ出る迫真の芝居には、思わず息をのむばかりだが、とりわけ注目すべきなのは、相沢が話す富山弁だ。「~やちゃ」「~せんにゃ」という語尾が特徴的だが、“方言キャラ”に慣れ親しんできた佐々木は、その独特の言い回しも完璧に演じきっている。
「空飛ぶタイヤ」は、6月15日から全国公開。
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