実写「この世界の片隅に」二階堂ふみ&村上虹郎が参戦!遊女&初恋相手役に
2018年6月4日 05:00

[映画.com ニュース] こうの史代氏の漫画をTBSがドラマ化する「この世界の片隅に」に、二階堂ふみ、村上虹郎、宮本信子らが出演していることがわかった。二階堂は主人公・浦野すずと奇妙な友情を育む遊女・白木リン、村上はすずの幼なじみ・水原哲、宮本はよき理解者である優しい祖母・森田イトに扮している。
第2次世界大戦下の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前向きに生きようとするヒロイン・すずと、彼女を取り巻く人々の日常を描く。松本穂香がすず、松坂桃李が夫となる北條周作を演じるほか、尾野真千子、田口トモロヲ、伊藤蘭、伊藤沙莉、土村芳、久保田紗友らが参加。演出を「カルテット」「重版出来!」の土井裕泰、脚本をNHK連続テレビ小説「ちゅらさん」「ひよっこ」の岡田惠和、音楽を巨匠・久石譲が務めている。
圧倒的な存在感を放ち続ける二階堂が、原作・映画でも人気の高いリン役に。買い物帰りに遊郭に迷い込んだすずと出会い、良き友人となっていく。「生と死を身体で感じる日々の中に生きていた人々の暮らし。食べる寝る、誰かを愛し、今日を紡いで明日がある。当たり前が当たり前でなかった、悲しく寂しい時代に、私たちと同じ人間が、懸命に生きていたことを感じる作品にできたらと思います」とコメントを寄せた。
「武曲 MUKOKU」などで際立つ個性を見せた村上は、印象的な場面を紡ぐ哲役に。すずとは互いに淡い恋心を抱く一方で、亡くなった兄の意志を継いで海軍兵学校に入り、すずと周作が結婚した後に再び姿を現す役どころだ。「都内では連日満席で観れていなかった映画版を、運良く別府の劇場で見ることができました。劇中で幾度と鳴る空襲警報に子どもが“警報飽きた~”と言うんです。その言葉がずっと脳裏に残っています。こんな素晴らしい作品を実写ドラマ化とともによりたくさんの人に届けられること、そして水原哲という役を演じられることがとても嬉しいです」と喜びを明かした。
そして映画「マルサの女」やNHK「あまちゃん」「ひよっこ」などで知られる大女優・宮本は、イト役として厳しくも温かい眼差しを注ぐ。ほか、仙道敦子がすずの母・浦野キセノ役、ドロンズ石本が父・浦野十郎役、木野花が北条家の隣人家族の母・刈谷タキ役、塩見三省がその祖父・堂本安次郎役を担い、子役の新井美羽ちゃんと稲垣来泉ちゃんも出演している。
ドラマ「この世界の片隅に」は、7月からTBS系で毎週日曜午後9時から放送。
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