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30年越しで逮捕された「黄金州の殺人鬼」がドキュメンタリー番組に

2018年5月6日 15:00

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犯人逮捕で話題再燃のベストセラー書が映像化
犯人逮捕で話題再燃のベストセラー書が映像化
写真:AP/アフロ

[映画.com ニュース] 先日30年越しで逮捕されたアメリカの連続殺人・強姦犯「ゴールデン・ステート・キラー(黄金州の殺人鬼)」を題材にしたノンフィクション書「I'll Be Gone in the Dark: One Woman's Obsessive Search for the Golden State Killer」が、ドキュメンタリーシリーズ化されることが決定した。

米HBOドキュメンタリー・フィルムズが5月1日(現地時間)に制作決定を発表した。映像化の権利獲得から1カ月足らずという異例のスピードで制作に着手。ドキュメンタリー映画「マリリン・モンロー 瞳の中の秘密」「ニーナ・シモン 魂の歌」のリズ・ガルバス監督がメガホンをとる。

1976~86年に起きた一連の事件では、少なくとも12人が殺害、45人が暴行され、100件以上の強盗被害があったとされている。犯行がカリフォルニア州の10郡で行われたことから、犯人は同州のニックネームにちなみ「ゴールデン・ステート・キラー」と呼ばれていた。86年の強姦・殺害事件を最後に犯人の足取りは途絶え、もはや迷宮入りと思われていたが、最後の事件から30年以上が経過した今年4月24日、米カリフォルニア州サクラメント近郊で72歳の元警察官が容疑者として逮捕され、全米で大きな話題となった。

原作は、今年2月に出版されニューヨーク・タイムズのベストセラー入りしていたが、このほどの犯人逮捕で人気が再燃しているという。著者の犯罪ジャーナリスト、ミシェル・マクナマラ氏は、事件の捜査資料や関係者のインタビューを行っていたが、執筆中の16年、睡眠時に突然死。調査に携わっていたポール・へインズ氏とビリー・ジェンセンが執筆を引き継ぎ、出版に至った。

米Deadlineによれば、ドキュメンタリーシリーズでは、マクナマラ氏の元夫で俳優のパットン・オズワルド(「レミーのおいしいレストラン」「エージェント・オブ・シールド」)が制作総指揮を務める。出版に尽力してきたオズワルドは自身のTwitterで「リズ・ガルバスと、このプロジェクトに取り組めことに恐縮しつつも興奮しています」とコメントを寄せた。放送時期など番組詳細は現時点では明かされていない。

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