戸田恵梨香&大原櫻子W主演「あの日のオルガン」クランクアップ!橋爪功らの出演も発表
2018年4月16日 08:00
第2次大戦末期、東京都品川区戸越の保母たちが幼い園児たちと集団で疎開し、東京大空襲の戦火を逃れた「疎開保育園」の実話を映画化。山田洋次を共同脚本&助監督として支えてきた平松恵美子監督がメガホンをとり、ほか佐久間由衣、三浦透子、堀田真由、福地桃子、白石糸、奥村佳恵ら期待の美女が共演している。
物語は、警報が鳴っては防空壕に避難する生活が続く1944年、目の前を阻む幾多の困難をたくましく前向きに乗り越え、ユーモアの力を持って突き進んだ板倉楓(戸田)や野々宮光枝(大原)ら、若き保育士たちの奮闘を描く。撮影ではハードなシーンが続いたが、戸田は「自分の精神状態が普段いないところにいました。ただ、子供たちも含めみんなと心を通わせられていたと思うので、現場はとても居心地がよかったです。板倉楓を演じるにあたっては、みんなの母となれるよう、お姉さんになれるよう、大きな心でどしっと構えていられるように心掛けていました。楓は背負っているものが多かったので、1カ月間精神的にきついことが続きましたが、有意義な時間で、すごい作品が出来るんじゃないかと手応えを感じています」と自信をにじませる。大原は「子どもたちと楽しもうと意識しました。日常に笑顔を探していました」と、前向きな姿勢で臨んだことを明かした。
さらにお互いの印象を問われると、戸田は「(大原を)なんてまっすぐな人なんだろうと思いました。前を見ている姿が私にとって心の支えでしたし、いつも見ていたい人だなという風に思いました」と頼もしげ。大原も「(戸田は)クールなイメージだったのですが、気さくで、かわいくて、会ったらもっと好きになりました」と思いを重ね合わせた。
また、新キャストもあわせて発表。山田洋次監督作の常連である橋爪功、松金よね子、夏川結衣、林家正蔵をはじめ、萩原利久、田中直樹(ココリコ)、陽月華、山中崇、田畑智子が出演している。「あの日のオルガン」は、2019年2月から東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。