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内野聖陽がサントリー創業者モデルの主人公に 伊集院静原作ドラマ「琥珀の夢」今秋放送

2018年4月6日 05:45

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内野聖陽がウイスキー造りにまい進する主人公に
内野聖陽がウイスキー造りにまい進する主人公に

[映画.com ニュース] 伊集院静氏の長編小説「琥珀の夢 小説 鳥井信治郎」が、内野聖陽主演でドラマ化されることが決まった。激動の明治・大正・昭和を駆け抜けた男の生き様を描くスペシャルドラマ「琥珀の夢」として、今秋放送を予定している。

原作は、日本の洋酒文化を切り拓いたサントリー創業者・鳥井信治郎の人生を描いた作品で、ベストセラー作家として数々の小説を手がけた伊集院氏にとって初の企業小説。ドラマ版は鳥井をモデルにした鳴江萬治郎が主人公となり、明治12年、大阪の米穀問屋の息子として生まれた萬治郎が、圧倒的な行動力と生まれ持った愛嬌を生かして日本初の国産ウイスキー造りに心血を注ぎ、やがて日本一の洋酒メーカー「暁屋洋酒店」の創業者となるという物語が描かれる。どんな苦境に陥っても自分を信じ、現状に甘んじることなく挑戦を続ける「やってみなはれ」の精神でウイスキー造りに人生をささげていく萬治郎を、内野が人間味たっぷりに演じている。

内野は「たんこぶや傷だらけになりながらも歩む姿にとても共感し、関西言葉という壁を乗り越えても是非挑戦したい役だと感じました」と、出演を決めた心境を告白。さらに、「あまのじゃく、新しいもの好きのミーハー性、自由奔放などと社会から受け止められることもあるかもしれませんが、この主人公は、その人間性ゆえにこそ、僕たちの大好きな琥珀色の飲み物を作り出せたんだと思います」と萬治郎の人物像を分析し、「僕はこの人物を“奇跡の天才発明家”にはしたくありません。人生には登っていない山がたくさんあって、この作品を見た方が、自分の目の前にある山に、つい登りたくなってしまうような、親近感のある人物として造形できたらなと思っています。そしてドラマを見た皆さんにも『やってみなはれ』の言葉が届くといいな、なんて思ってます」と意気込んでいる。

監督は「交渉人 THE NEGOTIATOR」「ドクターX 外科医・大門未知子」などの演出を手がける松田秀知が務める。今秋、テレビ東京系およびBSジャパンで放送予定。

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