「ゆうばりファンタ」に対抗 「ゆうばり叛逆映画祭」開幕 映画祭史上最狭?のレッドカーペット
2018年3月15日 18:24

[映画.com ニュース]北海道・夕張の名物「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」に対抗する「ゆうばり叛逆映画祭」が3月15日、北海道・夕張市の夕張商工会議所で開幕した。「蠱毒(こどく) ミートボールマシン」の映画監督で特殊造型プロデューサーの主宰者・西村喜廣氏の紹介で、トップバッターを飾る「血を吸う粘土」の黒沢あすか、梅沢壮一監督らゲストが世界の映画祭で最も狭い?幅20センチの「超細長いレッドカーペット」を歩いた。
2015年の第25回の「ゆうばりファンタ」では、メインプログラムの「ファンタスティックオフシアター・コンペティション部門」の審査員を務めた西村監督らが「ファンタスティック映画祭のあり方に一石投じたい」と、前ゆうばり国際ファンタスティック映画祭実行委員長の澤田直矢氏と“共謀”し、企画。「ゆうばりファンタ」の向こうを張って、同じ期間の18日まで夕張市で開催し、園子温監督の「東京ヴァンパイアホテル 映画版」など約40本の長編、短編を上映する。
会場は、かつて「ゆうばりファンタ」の上映会場の一つでもあった、商工会議所の研修室。西村監督は会場の設営から、看板の製作、設置まで自ら行った。映画祭では恒例のレッドカーペットイベントでは、世界最狭?の幅20センチのカーペットを、若手監督らに歩かせた。「誰もやらないことをしたかった。これをスタートに毎年、太くしていきたい」と西村氏。「本祭(ゆうばりファンタ)にはないような、面白い作品が揃った。ファンタ映画祭ならではの、面白いイベントも用意できた。トークイベントでは、監督たちがどのくらいの期間でいくらで撮ったかをぶっちゃけて聞こうと思っている。そういうものを聞けば、商業映画でできるかどうかも分かる。有能な若手監督を送り出したい」と意気込む。
ラインナップには自信ありだ。「『へドローバ』(小林勇貴監督)や『ウイッチ・フウィッチ』(酒井麻衣監督)はスマホで撮影した特色ある作品。自分のプロデュース作品ということもあるけど、若手の監督には、こういうものを目指して欲しいという思いもある。ワンシーンをワンカットで撮った劇中内映画のゾンビもの『ワン カット オブ ザ デッド』(上田慎一郎監督)もある。『西村喜廣ナイト』と題する深夜のイベントでは、大杉漣さんを追悼して、短編の『窯岡刑事』(2003/田中要次監督)を上映します」とアピールした。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)