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吉永小百合、120本目の映画出演作「北の桜守」封切りに感無量「昨夜は眠れませんでした」

2018年3月10日 14:40

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舞台挨拶に立った吉永小百合、堺雅人ら
舞台挨拶に立った吉永小百合、堺雅人ら

[映画.com ニュース] 吉永小百合の映画出演120本目となる「北の桜守」が3月10日、公開初日を迎えた。吉永をはじめ、堺雅人篠原涼子岸部一徳阿部寛佐藤浩市滝田洋二郎監督は、東京・銀座の丸の内TOEI1で舞台挨拶を行った。

同作は、終戦間際の南樺太で暮らす母と子の数奇な運命を描く人間ドラマで、「北の零年」(2005)、「北のカナリアたち」(12)に続く“北の三部作”の最終章に当たる。特注“桜満開”絵柄の巨大扇子前に立った吉永は「この映画は滝田監督のもと、いま壇上にいるキャスト、スタッフが心を込めて作り上げたものでございます。みなさん、いかがだったでしょうか」と呼びかけ、満席の客席から温かな拍手を受け、ホッとしたように笑みを浮かべた。

1月16日の広島を皮切りに全国100カ所に及ぶキャンペーンを展開し、計400媒体の取材を受けたという吉永。その移動距離は約9000キロ。劇中で堺演じる息子・修二郎が渡った米ロサンゼルスまでの移動距離とほぼ同じと聞かされると、「え、本当ですか?」と驚き、「広島では佐藤浩市さんとご一緒させていただきましたが、その後は、なかなかみなさんとお食事する機会がなくて、札幌では実現するかと思ったら、私がインフルエンザにかかってしまった。堺さんが行ってくださって、私の分までしゃべっていただいた。だから、実際はもっと少ないと思います」と謙遜した。

息子役の堺は「劇中では過酷な人生を送る修二郎ですが、子役の人が大変な思いをされた。僕は、初夏の爽やかな北海道を、吉永さんと楽しい旅行をさせていただいたような気分で、大変得した気持ちです」。その妻役の篠原も「心から憧れの吉永、滝田監督とご一緒できて、夢のようです。私も北海道に行った思い出が強くて、美味しいものをいただいたり、お仕事をしているというよりは、楽しんでいる感じでした」と笑みを浮かべた。

阿部寛は「あろうことか、吉永さんの夫をやらせていただきました。撮影は短くて、1日か2日でしたが、もっと長くいたいと、心から思いました」。ヒロインを助けるヤミ米屋を演じた佐藤浩市は、吉永とは初共演。「いい意味で、吉永さんも緊張しているのが伝播してきて、ホッとできたので、安心して現場に入ることができました」と振り返っていた。

120本目の記念作にちなみ、「映画とは何か?」と聞かれた吉永。「難しいですね。私には実際の子どもがいないのですが、子どもでしょうか。受験生の母のような気持ちで、昨夜は眠れませんでした。これからも1本1本大事にしていきたいと思っています」と語り、最後に、「この映画は北の海で起こった事実を基に作られています。明日は3月11日。あの東日本大震災から7年の年月が経ちました。犠牲になった方たち、今なお苦しんでいる方たちもたくさんいらっしゃると思います。そんな中で、このような作品を作って、初日をみなさまとご一緒にご挨拶をさせていただけることを、心から感謝しております」と締めた。

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