ウッディ・アレン×ケイト・ウィンスレット「女と男の観覧車」6月23日公開決定!
2018年3月7日 08:00

[映画.com ニュース] ウッディ・アレン監督最新作「Wonder Wheel(原題)」の邦題が「女と男の観覧車」に決定し、6月23日から日本公開されることがわかった。
1950年代、コニーアイランドの遊園地にあるレストランでウェイトレスとして働いている元女優のジニーは、再婚同士で結ばれた回転木馬の操縦係を務める夫・ハンプティ、そして自身の連れ子と観覧車の見える部屋で暮らしている。ジニーは夫に隠れて、海岸で監視員のアルバイトをしているミッキーと交際中。平凡な毎日に失望し、脚本家を目指すミッキーとの未来に夢を見ていたのだ。だが、ギャングと駆け落ちして音信不通になっていたハンプティの娘・キャロライナが現れたことで全てが狂い始める。
安定を願いながら刺激を求め、真実の愛に憧れながら刹那の恋に溺れていく主人公ジニーを演じたのは、オスカー女優ケイト・ウィンスレット。ウィンスレットは、アレン監督が「最高峰の演技力を誇る女優でないと成立しない」と説明するほどの難役に「最初はどうすればいいのわからなかった」と困惑したようだが、見事新境地を開拓し、圧巻の演技を披露。「ウィンスレットの揺るがぬ地位……彼女の演技はまさに驚異的」(米ローリングストーン)、「ケイトの大胆で自由な演技から目が離せない」(米ハリウッド・レポーター)、「ウィンスレットはおかしくも、激しく燃える炎のよう。往年のベティ・デイビスを思い出す。ウィンスレットが素晴らしい」(米ニューヨーク・デイリー・ニュース)と絶賛評が相次いでる。
ウィンスレットのほか、歌手で俳優のジャスティン・ティンバーレイクが女心を“無邪気に”翻ろうするミッキー役、ジム・ベルーシーがジニーの夫・ハンプティ役、ジュノー・テンプルが愛らしくてセクシーなキャロライナ役として登場する。遊園地のシンボル的存在の観覧車“ワンダーホイール”を背景に、詩情豊かな映像をとらえたのは、アカデミー賞撮影賞に3度輝き、「カフェ・ソサエティ」でもアレン監督とタッグを組んだビットリオ・ストラーロ。光と影、暖色と寒色のコントラストを効かせ、明るく陽気な日常に潜む危険を表現している。
「女と男の観覧車」は、6月23日から東京・丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国公開。
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