オスカー候補サリー・ホーキンスが驚異のなりきり演技 「しあわせの絵の具」本編映像公開
2018年2月21日 17:00
[映画.com ニュース]「シェイプ・オブ・ウォーター」のサリー・ホーキンスと「6才のボクが、大人になるまで。」のイーサン・ホークが夫婦役を演じた「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」の新たな本編映像が、公開された。
カナダの自然や動物たちを愛らしく描き、オークションでは作品が500万円以上の高値で落札されているカナダの人気画家モード・ルイスの人生をつづる本作。映画は、絵と自由を愛した画家モード(ホーキンス)の人生を、最愛の夫エベレット(ホーク)との絆を軸に描く。
公開されたのは、成功を収めたモードとエベレットが自宅でインタビューを受けるシーン。板や紙だけでなく、家中に絵を描いたモードは「彼(エベレット)が止めなかったから、どんどん増えたの」とほほ笑む。一方、ぶっきらぼうなエベレットは、「視線をカメラに。ニッコリ」と指示されると仕方なく笑顔を浮かべるほか、「自慢の奥さんでしょう?」とインタビュアーに問われると、黙って下を向いてしまう。人懐っこいモードと武骨なエベレットのギャップがほほ笑ましいシーンだ。
「パディントン」シリーズでは快活な母親を演じたホーキンスが、驚異のなりきりぶりでモードを熱演しており、「ブルーに生まれついて」や「マグニフィセント・セブン」、「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」(3月30日公開)など作品ごとに全く異なる演技を見せるホークが、これまでのイメージとは異なる昔かたぎの粗野な男をどこかユーモラスに演じている。映像ではそのほか、水道も電気もないという夫婦の究極にシンプルな生活風景にもスポットが当てられている。
メガホンをとったアシュリング・ウォルシュ監督は、「エベレットに会うまで、彼女の人生は大変でした。学校ではいじめられ、通りではやじられ、母親が勉強を教えていました。ですから、エベレットとの孤立した生活は、絵が描けるのであれば、彼女にはなんの問題でもなかったのでしょう」と考察する。「もちろん冬は凍えただろうし、あの家に住み続けるのは大変だったと思う。でも、彼女は挑戦し続けたのよ。それが人をひきつけたの。モードはテレビで取材をされ、絵が売れてもライフスタイルを変えなかったわ。人生で幸せになったり、何かを達成したりするには、多くは必要ではないということです」。
「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」は、3月3日から全国公開。
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