桜井日奈子&吉沢亮、初キスシーンにド緊張!「ママレード・ボーイ」初々しい共演を語る
2018年2月20日 12:00

[映画.com ニュース] 吉住渉氏による人気少女コミックを実写映画化する「ママレード・ボーイ」(4月27日公開)の撮影現場が、このほど報道陣に披露された。茨城・つくば市の住宅街に建てられたセットで取材に応じたのは、ダブル主演の桜井日奈子&吉沢亮。初共演に初キスシーンと、初めて尽くしの撮影をはにかみながら振り返った。
1992~95年に「りぼん」で連載された同名原作を、「オオカミ少女と黒王子」「PとJK」などの廣木隆一監督が映画化。高校生・小石川光希(桜井)はある日突然、両親(檀れい&筒井道隆)から「離婚する。ハワイで出会った松浦夫妻(中山美穂&谷原章介)と互いのパートナーを交換して再婚する。松浦夫妻の1人息子・遊(吉沢)も含め一緒に暮らそう」と告げられる。2組の家族による常識外れな共同生活が始まり、光希は無愛想だが優しい遊に惹かれていく。
質問には率先して吉沢が答え、その先導をもとに桜井が言葉を重ねる。互いをフォローしながら取材に臨む姿は、なんとも初々しい。2人はともに「ラストコップ THE MOVIE」(2017)に出演したが、本格共演は初。吉沢は「桜井さんは実は芯とハートがすごく強い女性」と頼もしげだ。桜井は「吉沢さんはこれだけお顔が美しいと、あまりしゃべらないのかと思っていましたが(笑)、すごく明るく楽しい方だとわかりました。たまに出てしまう私の岡山弁を真似してくれたり、仲良くさせてもらっています」とくすぐったそうに笑い、吉沢は「『~じゃ』と、岡山弁がかわいいんですよ」と付け加えた。
すでに2人のキスシーンも撮影したそうで、吉沢は「ちゃんとしたキスシーンは初めて。いや~、超緊張しました」と大照れ。「キスシーンが3回くらい出てくるんですけど、“ベッドのシーン”を撮っていたとき、寝ている人間にキスをするのって難しいなと。すごく邪念があって……(笑)。角度や速度など余計なことばかり考えてしまって、自分の演技をモニターで見ると、目がめちゃピクピク動いていて、まずいなと思った」と続ける口ぶりにも、まだ緊張の気配が残っていた。
一方の桜井も、「“保健室のシーン”ですよね。目を閉じていたので『いつ来るんだろう。薄目を開けたい!』と思っていて、私も邪念と戦っていました」と表情をほころばせる。心情は役とシンクロしていたようで、「光希としてリアルにキュンとしていたので、それが伝わればいいな」と思いを込めたが、「変な言い方ですが、吉沢さんは『お上手』ですから……」と“失言”してしまい、報道陣を爆笑させた。「(顔を赤らめ)ちがうんです、ちがうんです、そういう意味じゃないんです!」(桜井)、「全然上手じゃないですよ(笑)。『美しく見えるためには』とすごく考えていました」(吉沢)。
またこの日は、閑静な住宅街の一角に建てられた、2組の家族がシェアする住宅のセットで撮影。家族が勢ぞろいする団欒時、遊が両親たちに進学の相談をする場面で、トレンディドラマなどで活躍してきた中山たちの経験が光る。カメラテストを経た谷原が、掛け合いや視線の動きなどの妥当性をしきりに確認し、「こうしないか?」と持ちかける。すると中山たちも「だったら、私はこう」と変更し、各々の芝居がより自然に、より有機的に連鎖していく。わずか5分足らずで、場面の完成度が格段に向上した。
さらにセットのスケールから、製作陣のかける思いが伝わってくる。今作のために更地を借り、1階にLDK、2階に光希&遊の部屋を有するセットを約1カ月がかりで創出。基礎と断熱材が備わっていないため、住むことはできないが、そのクオリティは本物の家屋と見紛うばかりだ。そして内装は「どんな画を撮るか」というプランから逆算してデザインされており、クレーンカメラなどでリビングを俯瞰できる吹き抜けがあるほか、各部屋の壁はロングショットのために外すことも出来る。世界観のリアリティに対する妥協は、一切ない。
20年以上経った現在もファンが多い伝説的人気漫画の実写化、製作陣が整えた入魂の撮影現場、大先輩の共演陣がスキルを注ぎ込みサポートしてくれていること……。周囲の期待や、失敗できない重圧が双肩にかかるようだが、若い2人に気負いはない。今できることを全力でやる。そんな決意が瞳の奥で燃えている。
桜井「廣木監督から『普通を演じて』と言われるんです。『普通ってなんだろう』と考え込むくらい難しいです。今まではデフォルメしたお芝居ばかりやってきたので、日常の一部のようにナチュラルに演じることは初めて。ついていくのに必死です」
吉沢「『わかりやすくキャラをつくる』のではなく、ちょいちょい“素の吉沢亮”が出るくらいの自然さで演じ、意識的にいろんなシーンで笑うようにしています。困ったときは笑うような部分が、彼の柔らかい人間味をつくっていると思うんです」
(C)吉住渉/集英社 (C)2018 映画「ママレード・ボーイ」製作委員会
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