「道」「甘い生活」「8 1/2」にオマージュを捧げた「フェリーニに恋して」予告編入手
2018年2月14日 17:00
[映画.com ニュース]イタリア映画の巨匠フェデリコ・フェリーニに魅せられて旅に出る少女のロマンティック・ファンタジー「フェリーニに恋して」の予告編と場面写真を、映画.comが先行入手した。
1993年、世間を知らず母に守られながら育ったルーシー。ある日、母の病に気づいたルーシーは初めて自立を決心するが、なかなか思うようにはいかない。そんな時に出合ったイタリア映画の巨匠フェデリコ・フェリーニの作品に魅せられ、ルーシーはたったひとりイタリアへ旅発つ。「ブラックスワン」でプリマを目指すバレリーナを演じたクセニア・ソロが主人公ルーシーを演じ、タロン・レクストン監督がメガホンをとった。
予告編は、キスの経験も、働いたことも、本当の友達を持ったことのないルーシーが悲しげな表情を浮かべてしゃがみ込んでいると、男性から「フェリーニを?」と声をかけられる場面を活写。フェリーニの代表作「道(1954)」がデザインされたチラシを受けとると、不思議な縁に誘われるかのように「フェリーニ映画祭」が開催されている劇場へ。上映された作品に感銘を受けたルーシーは、「彼を見つけるわ」という書置きを残して、イタリアへと向かう。
イタリアの地では、初めての恋に加えて、現実とファンタジーの入り混じったおとぎ話のような世界に足を踏み入れることになるルーシー。「道(1954)」「甘い生活」「8 1/2」などにオマージュが捧げられたシーン、ローマ、ベネチア、ベローナといったイタリアの美しい景色が映し出され、ルーシーが電話の相手から「聞いてくれ。フェリーニが会いたいと」と予想外の言葉を投げかけられる場面などが確認できる。
「フェリーニに恋して」は、3月17日から東京・YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開。