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魅惑的な美少女の正体は?文豪・谷崎潤一郎原案「悪魔」予告&ポスター公開

2018年1月19日 13:30

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「悪魔」ポスター画像
「悪魔」ポスター画像
(C)2018 Tanizaki Tribute製作委員会

[映画.com ニュース] 近代日本文学を代表する文豪・谷崎潤一郎の短編小説を原案にした映画「悪魔」の、予告編が完成。あわせて、人間の二面性を表現したポスター画像もお披露目された。「天使にも似た悪魔ほど人を惑わすものはない」というコピーが添えられ、メインキャストである4人の“表の顔”を切り取っている。

映画は、谷崎の短編を3人の映画監督が現代劇として映像化するシリーズ「谷崎潤一郎原案 TANIZAKI TRIBUTE」の1作。「光と血」「オー!ファーザー」の藤井道人監督がメガホンをとった。

大学入学のために上京した佐伯は、閑静な住宅街にある林邸の下宿することになる。そこには大家の千枝、その娘で高校生ながら不思議な色気と魅力を持つ美少女・照子、照子を偏愛する林家の親戚・鈴木が住んでいた。照子は、酒におぼれて大学にもなじめず、幻覚に苦しむ佐伯の部屋を頻繁に訪れ、心を惑わせる。そんな林邸に住む3人に、佐伯の大学の同級生・あゆみが加わり、複雑な四角関係を展開する。佐伯役を吉村界人、照子役を大野いと、鈴木役を前田公輝、あゆみ役を遠藤新菜が演じる。

予告編は、上京してきたバスのなかで幻覚に怯え、鼻血を垂らす佐伯の姿から始まる。照子に誘惑するように近づかれ、迷惑がりながらも心を惑わされていく佐伯。鈴木の「照ちゃんは危ない女なんだよ。男を手のひらで転がして飽きたらすぐ捨てる。悪魔だよ」という言葉とともに、食卓で無邪気な笑顔を見せる照子が、突如として佐伯に妖艶な視線を投げかける様子が収められている。その後も、佐伯の血まみれの吐しゃ物や、笑顔の照子が体にナイフを突き立てられる姿、大量の錠剤、暴力的な性描写などが映し出され、幻覚と現実をさまよう佐伯の心情が垣間見える仕上がりとなっている。

悪魔」は、2月24日から東京・テアトル新宿ほか全国で順次公開。


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