中山美穂&檀れい&谷原章介&筒井道隆「ママレード・ボーイ」で初共演!複雑家族を体現
2018年1月18日 05:00
[映画.com ニュース] 中山美穂&檀れい&谷原章介&筒井道隆が、吉住渉氏による人気少女コミックを実写映画化する「ママレード・ボーイ」に出演していることがわかった。原作が誕生した1990年代にトレンディドラマや宝塚で活躍した4人が初共演し、パートナーを交換して再婚するという複雑な家族を体現する。
92~95年に「りぼん」で連載された原作を、桜井日奈子と吉沢亮のダブル主演、「ストロボ・エッジ」「PとJK」で知られる廣木隆一監督のメガホンで実写化。女子高生の小石川光希(桜井)はある日突然、両親(檀&筒井)から離婚すると告げられる。さらに両親は「ハワイ旅行で出会った松浦夫妻(中山&谷原)と気が合い、互いのパートナーを交換して再婚する」と説明し、「松浦夫妻の1人息子・遊(吉沢)も含めみんなで一緒に暮らそう」と爆弾発言。2組の家族による常識外れな“共同生活”が始まると、光希は無愛想だが優しい遊に惹かれていく。
パートナー交換後の夫婦は、松浦千弥子(中山)&小石川仁(筒井)、小石川留美(檀)&松浦要士(谷原)。原作の吉住氏は「離婚をしても仲が良い人たちを描きたかった」と語っており、複雑だが気の合うふたつの家族と、それをきっかけにした主人公の恋模様が紡がれていく。
中山は、意外にも初共演となったことに「今まで初共演でもこんな気持ちになったことはないのに、撮影初日に、『あ!知っている方たちだ!』と初めてそんな気持ちになりました」といい、「この4人だから、両親S(りょうしんズ)というファンキーな設定にもかかわらず、大人としての空気が出せているのが楽しかった」と充実感たっぷり。原作連載当時からのファンだという檀は「まさか20年以上経って、自分がこの映画に出られるとは思ってなかったので、オファーをいただいた際は、本当にびっくりしました」と目を丸くし、「とにかく『ママレード・ボーイ』の世界観を大事に演じたいなと思いました」と説明した。
さらに谷原は、「4人ともが初共演ですが、違和感というか、ギクシャク感もなく、もともとこういう風にはまるようなパズルが4つそろったなみたいな感じがします」と手応えありの様子で、「『僕も若いころ、こういう恋愛モノに出演していたな』と思い、今回は父親役として出演するというところに、とても感慨深いものがありました」としみじみ。筒井も「僕も恋愛モノに何度か出演させてもらっていたので、親の目線から見るというのは楽しそうだなと」と同意見で、「両親たちを演じる僕たち4人はすごく年齢が離れているわけではないので、同じ世代を生きてきた空気感を感じました。その感覚が作品にも表れると良いなと思っています」とコメントを寄せた。