“Wヒュー”グラント&ボネビルの掛け合いにファン大喜び 斎藤工「M-1目指してほしい」
2018年1月16日 22:35
[映画.com ニュース] 作家マイケル・ボンド氏の名作児童文学を実写映画化した「パディントン2」のジャパンプレミアが1月16日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、8年ぶり7度目の来日を果たしたヒュー・グラント、初来日のヒュー・ボネビル、日本語吹き替えキャストとして参加した斎藤工と三戸なつめが出席した。
小さなクマ・パディントンの冒険物語「パディントン」。第1作に続きポール・キング監督がメガホンをとる今作は、骨董屋で売られていた絵本が何者かに盗まれ、パディントンとブラウン一家が犯人探しに奔走する。約150人のファンが集ったレッドカーペットイベントでは、パディントンが大好物のマーマレードをおすそ分け。その後、グラントやボネビルがレッドカーペットに登場すると、人々のテンションは最高潮に達した。2人はサインや写真撮影に快く応じ、満面の笑みを浮かべながら、日本のファンとの交流を楽しんでいた。
舞台挨拶では、落ち目の俳優フェニックス・ブキャナン役でシリーズ初参加となったグラントが「今までの出演作のなかではベストなんじゃないかと思っている。オファーの時はそんなことは思っていなかったんだけど、完成した作品は不思議なほど傑作に仕上がっています」と自信たっぷりに語ると、前作に引き続きヘンリー・ブラウン役で出演しているボネビルは「(2作目のオファーは)ナーバスでもあり、とてもワクワクもしていた」と胸中を吐露。「ワクワクした理由は、第1作が原作者のマイケル・ボンドさんのお墨付きだったこと。ナーバスになったのは、2作目は1作目ほど上手くいかないことが多いからだ。願わくば、本作がファミリー映画のなかでの『ゴッドファーザーPARTII』的な存在になってほしい」と話していた。
「ノッティングヒルの恋人」でも共演していたグラントとボネビル。「『ノッティングヒルの恋人』を撮影している時、僕は毎日レスリングのような形でボネビルを押し倒してキスをしていた。それは彼自身が注目されるために好んでいたことで、今回の現場でも敢行してみました。でも、すっかり歳をとったボネビルは背中を痛めてしまい、2時間も撮影が長引いてしまったんです」(グラント)と暴露されたボネビルは「本当の話です(笑)」とすんなりと認めた。そして「ヒューは精神的にも肉体的にも全く変わっていない。きっとお金をたくさんかけて整形している気がする。中身は不機嫌で嫌な奴なんだ」とジョークを飛ばしつつ「本当はすごく仲がいいんですよ」と絆の深さをアピールしていた。
ブキャナンの声を当てた斎藤は、グラントから「歳を重ねていけば、面白くてやりがいのある役が舞い込んでくるよ」と助言を受けると「たまたまなんですが、ヒューさんの日本でのボディーガードが高校の同級生なんです」と意外な事実を告白。木村拓哉主演のドラマ「BG~身辺警護人~」にも出演していることから「僕も一緒に警護したい」と申し出ると、グラントは「是非お願いします。最低3人は必要なんです。今日は私が泊まる部屋の外で寝てください」と切り返し、場内の笑いを誘った。この日は世界に1つしかない「パディントンだるま」も登場。丁々発止の掛け合いで客席を沸かせていたグラントとボネビルが日本語で「Wヒュー」とサインすると、斎藤は「2人には是非コンビを組んでいただいて、M-1を目指してほしいですね。『どうも~、Wヒューでーす!』といった感じで」と茶目っ気たっぷりに語っていた。
なお、レッドカーペットイベントには、朝比奈彩、熊井友理奈、矢島舞美、中島早貴、志茂田景樹も登場した。「パディントン2」は、1月19日から公開。
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