マシュー・ボーン監督、「キングスマン」で直面した“続編の壁”「非常に難しかった」
2018年1月2日 12:00

[映画.com ニュース] 世界興行収入4億ドル超の大ヒットを記録したスパイアクション「キングスマン」の続編「キングスマン ゴールデン・サークル」のメガホンをとったマシュー・ボーン監督が、作品への思いを語った。
前作で、英国の秘密スパイ機関“キングスマン”のエージェントに成長し、世界を救ったエグジー(タロン・エガートン)。本作では、謎の組織“ゴールデン・サークル”の陰謀を阻止するため、アメリカのスパイ機関“ステイツマン”と共闘するさまが描かれる。前作で命を落としたはずのエグジーの師匠ハリー(コリン・ファース)が復活するほか、ステイツマンのメンバーとしてチャニング・テイタム、ジェフ・ブリッジス、ハル・ベリー、ゴールデン・サークルのボス、ポピー役としてジュリアン・ムーアが新たに加わった。
自身が続編のメガホンをとるのは、本作が初めて。「続編のほうが非常に難しいと感じた。より面白くしたいとか、より独創的にしたい、そういうことが全部難しかった。キャラクターが成長を遂げる、というのもね」と苦労を明かしたボーン監督は、「最初の作品とはまったく違うプロセスがあったし、とにかくストーリーを続けていこう、という気持ちだったよ。いろいろとうまくいってない続編を見てきたから、やはり同じになってしまってはいけない。トーン、調子は同じなんだけど、そこで『新鮮さがほしい』というのはすごく難しいことだったね」と続ける。
その“新鮮さ”を求める気持ちが最大限に投影されたキャラクターが、エルトン・ジョンの起用だ。ジョンは本人役として出演し、奇抜なステージ衣装に身を包んで華麗なアクションまで披露する。自身もジョンの大ファンというボーン監督は、「人々が見たときに信じられない!と思ってくれることをやりたかったし、『キングスマン』は常に人々を驚かせることを狙っているから、これはまさにそうだ!と思ったんだ。エルトン・ジョンが出演してくれるんだったら、アクションをやらせたいと思いついたんだよ。誰もそういうことを想像もしないし、見たこともないから絶対新鮮だよね」と手ごたえをにじませる。
本作では個性豊かな新キャラクターが続々と登場し、新たなガジェットもお目見えする。中でも本作の特長といえるのが、キングスマンの象徴ともいえるエレガントなスーツ。ボーン監督は、衣装へのこだわりについて「衣装はすべて実際に売っているんだ。だから皆さんが“着たい!”と思うような格好いいもの、スタイリッシュなものを目指していてデザインしているし、そういう意識でかなり早い時点から衣装のデザインを始める。これは私がすごく誇りに思っている、自慢できる部分だよ!」と軽やかに語った。
「キングスマン ゴールデン・サークル」は、1月5日から全国公開。

PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

試写会で絶賛続々
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス

We Live in Time この時を生きて
【仕事にならないくらい泣いた…】人生の岐路で何度も観返したい、“一生大切にする”珠玉の1本
提供:キノフィルムズ

おばあちゃん版「ミッション インポッシブル」!?
【辛口批評サイト98%超高評価!】アクション映画好きに全力でオススメ!めちゃ良かった!!
提供:パルコ

か「」く「」し「」ご「」と「
【予想を突き抜けた”編集部員No.1”】観たらまさかの超良作!! 純度100%の切なさに感情崩壊
提供:松竹