小田和正、知念侑李主演作「坂道のアポロン」主題歌を書き下ろし!
2017年12月19日 10:00
2007~12年に「月刊flowers」(小学館刊)で連載され、09年度「このマンガがすごい!オンナ編」第1位、第57回小学館漫画賞(一般向け部門)に輝いた小玉ユキ氏の同名漫画が原作。長崎・佐世保で暮らすことになった内気な高校1年生・西見薫(知念)が、札付きの不良と恐れられるクラスメイト・川渕千太郎(中川大志)や心優しい迎律子(小松菜奈)と出会い、切ない恋、胸を打つ友情を経験していくさまを、ジャズを交えながら瑞々しく描いた。「青空エール」「先生! 、、、好きになってもいいですか?」の三木孝浩監督がメガホンをとっている。
「ボクの高校も海を見下ろす高台にあったので、やはり坂道を上って通っていました。中学高校と6年間。で、この曲を書きながらその頃のあれこれを思い出すことになりました」と青春時代を振り返りながら、「坂道を上って」の制作に臨んだ小田。「参考までにと見せてもらった『坂道のアポロン』は素晴らしく、特に演奏の場面はスタッフの音楽にこだわる気持ちが伝わって驚くほどの仕上がりでした」と本作がお気に入りの作品になったことを明かすと「自分の書く曲が映画制作に携わった人たち、見る人たちの想いに少しでもそうことが出来れば嬉しいです」と思いの丈を述べている。
八尾香澄プロデューサーは「小田和正さんの紡ぐ、優しさや温かさ、心に深く刺さるストレートなメッセージがこの映画に必要だと感じ、オファーしました」と起用理由を説明。小玉氏が原作の連載中に、小田が所属していた「オフコース」の曲を聴いていたことから「オファーするのはまさに運命だと感じておりました。この映画に込めた“青春の喜び”と、10年、20年、50年と残る一本にしたいという想いを伝え、快諾いただきました」と語った。そして、完成した曲について「メロディの美しさと歌詞の世界がまさに『坂道のアポロン』そのもので、驚き、感動し、思わず涙してしまいました。是非映画館でエンドロールの最後まで楽しんでいただきたいです」とコメントを寄せている。
公式サイト(http://www.apollon-movie.com/)では、薫や千太郎がセッションを楽しむ姿、「運命を変えてしまう出会いがある――必泣の感動作」というコピーが添えられた本ポスター、「坂道を上って」が青春模様を彩る予告編が披露されている。「坂道のアポロン」は、18年3月10日から全国公開。