官能の名場面がよみがえる!82年版「チャタレイ夫人の恋人」国内初ブルーレイ化
2017年11月29日 14:00

[映画.com ニュース] 「エマニエル夫人」で知られるジュスト・ジャカン監督と女優シルビア・クリステルが再タッグを組んだ映画「チャタレイ夫人の恋人(1982)」が国内で初めてブルーレイ化され、2018年2月14日に発売されることが決定した。あわせて場面写真が披露され、大胆な愛と性描写の一端を切り取っている。
原作はイギリスの作家D・H・ローレンスの代表作。その性描写が世界中で発禁論争を巻き起こし、日本では1950年に猥褻文書販売罪で起訴、のちに最高裁で発行者、訳者ともに有罪とされた“チャタレイ事件”にまで発展した。
これまで55年、93年と映像化されており、今作はその中間にあたる82年版。「エマニエル夫人」「O嬢の物語」で脚光を浴びたジャカン監督がメガホンをとり、同じく「エマニエル夫人」で夫の赴任地で性体験を重ねる若妻に扮したクリステルが主演した。多くのファンを魅了したクリステルの艶やかな美しさと、原作をしのぐ性描写の激しさは当時大きな話題をさらったが、単なるエロティシズムにとどまらず、真の愛や女性の解放・自立を描いた物語性も高く評価された。
物語の舞台は、イギリス中部の広大な領地を誇るチャタレイ邸。ドイツ戦線で重傷を負った青年貴族クリフォード・チャタレイ男爵(シェーン・ブライアント)は、下半身麻痺の体になり、男性としての機能を喪失してしまう。若く貞淑な妻コニー(クリステル)は夫を愛し、妻としての役割を献身的に果たすが、ある日、木漏れ陽さす森で水浴中の森番メラーズの精悍な肉体を目撃。それまで抑えつけられていた女としての本能が急激につきあげたコニーは、たまらずメラーズのもとを訪れる。2人は幾度となく身体を重ねあうが、やがて不貞が発覚し、大きな決断を迫られていく。
「チャタレイ夫人の恋人(1982)」ブルーレイ&DVDは、18年2月14日に発売。
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