ディズニー・アニメーション「ジャックと豆の木」を題材にした映画を製作中止に
2017年10月29日 08:00
[映画.com ニュース] 「アナと雪の女王」や「ズートピア」などのヒット映画を連発しているウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが、2018年に公開を予定していた新作アニメ「ジャイガンティック(原題)」の製作中止を決めた。ハリウッド・レポーター紙が報じている。
童話「ジャックと豆の木」を下敷きにした同作は、ジャックが巨人の女の子と友だちになる事が描かれているストーリー。「インサイド・アウト」や「アーロと少年」の脚本を手がけたメグ・レフォーブが、「塔の上のラプンツェル」のネイサン・グレノと共同で監督を務め、「アナと雪の女王」のロバート・ロペスとクリステン・アンダーソン=ロペスが音楽を担当するミュージカル映画になる予定だった。しかし、ストーリー開発で大きな壁にぶつかったため中止を決定したという。
同社とピクサー・アニメーション・スタジオを率いるエド・キャットマル社長は、「新しいプロジェクトを始めたとき、クリエイティブの過程がどのように展開することになるかは予想がつかないものです」と説明。さらに、「どれだけそのアイデアを愛していても、どれだけ心血を注いでも、うまくいかないことがあるのです。『ジャイガンティック』はまさにその状態に陥りました。とても困難な決断でしたが、積極的な企画開発はここで取りやめ、次の作品にエネルギーを注ぐことにします。その作品の詳細についてはいずれ発表します」と明かしている。
ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの今後のラインアップは、「シュガーラッシュ」の続編「Ralph Breaks the Internet: Wreck-It Raph 2(原題)」が18年11月21日、「アナと雪の女王」の続編「Frozen 2(原題)」が19年11月27日に全米公開される。なお、「ジャイガンティック」の次のタイトル未定作品はオリジナル映画で、20年11月公開予定だという。
PR
©2025 Disney and its related entities