ライアン・ゴズリング、14歳で見た「ブレードランナー」の衝撃は「記憶から消えない」
2017年10月20日 14:00

[映画.com ニュース] 「ラ・ラ・ランド」で新たなファンを獲得したライアン・ゴズリングが、傑作SFアクション「ブレードランナー」(1982)の30年後を描く続編「ブレードランナー 2049」について語った。
前作のメガホンをとったリドリー・スコットが製作総指揮を務め、新たに「メッセージ」「ボーダーライン」のドゥニ・ビルヌーブ監督を起用した本作。2019年の近未来を舞台に、労働用の人造人間“レプリカント”の暴挙を阻止する捜査官“ブレードランナー”の追跡劇を描いた前作から30年後。現役捜査官のK(ゴズリング)と前作の主人公デッカード(ハリソン・フォード)が、謎めいた科学者ウォレス(ジャレッド・レト)の陰謀に迫っていくさまが描かれる。
ゴズリングは、「ブレードランナー」が今なお世界中から愛されている理由について「悪夢のような近未来が描かれているのに、説得力があってリアルだし、現実に起こりうる話なんだ」と見解を述べる。「『ブレードランナー』はとにかく記憶から消えることがない作品だった。あの世界の残像を振り払うことはできない。現実的なのにロマンティックな夢を見ているような手法で語られていくんだ。時間の経過と共に、この映画の独自性が証明されていったと思う」。
ゴズリングが「ブレードランナー」に出合ったのは、14歳のときだという。当時を思い返し、「それまでの自分が見聞きしてきたものに、『ブレードランナー』がものすごく影響を与えていることに気づいた」と衝撃を語っている。ゴズリングの言葉通り、酸性雨が降りしきる陰うつな画面、日本語を含めたさまざまな言語が雑多に並び、東洋の文化が入り混じった未来像は、以降のあらゆる作品に影響を与えていった。
「ブレードランナー 2049」では、そういった世界観がさらに深化しており、スモッグが垂れ込める町の様子やネオンが光る店といった前作にも通じる描写だけでなく、広大な砂漠や雪原、謎めいた施設などが次々と登場する。その世界に生きる人々についても変化が訪れており、ゴズリングは「登場するのは前作以上に厳しく孤独な世界だ。その結果、ブレードランナーの仕事もさらに複雑になっている。Kは違法なレプリカントを見つけるために送り込まれる。そして、図らずも自分自身にとって重要な意味のある謎を発見してしまうんだ」と秘密のベールに包まれたストーリーの一端を明かしている。
「ブレードランナー 2049」は、10月27日から全国公開。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ