松坂桃李と竹野内豊のキャラは「最低&クズ」!蒼井優が阿部サダヲが白熱トーク
2017年9月29日 10:00
[映画.com ニュース] 蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李、竹野内豊が顔をそろえた「彼女がその名を知らない鳥たち」のジャパンプレミアが9月28日、東京・新宿バルト9で行われ、4人と白石和彌監督が登壇した。
「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」で知られる白石監督が、吉高由里子主演作「ユリゴコロ」(公開中)の原作も手がけた沼田まほかる氏の人気小説を映画化。金も地位もない15歳上の男・陣治(阿部)と同棲中の十和子(蒼井)は、8年前に別れた恋人・黒崎(竹野内)のことが忘れられず、黒崎の面影がある妻子持ちの男・水島(松坂)と関係を持ってしまう。ある日、黒崎が行方不明であることを告げられた十和子は、事件に陣治が関係しているのではないかという疑いを抱く。
「共感度0%」とうたわれる本作だけに、「わなわなしています。みんなに嫌われるんじゃないか」(蒼井)、「僕の名前が書かれたうちわを持ってらっしゃる方がいらっしゃいましたが、映画館を出るころにはごみ箱に捨ててるんじゃないか」(松坂)と煽ってみせた。
蒼井は、自身が演じた十和子を「女の永久凍結させたいところが全部解凍されて腐っている」と評し、「(脚本を)読めば読むほど最悪だけど、松坂さんや竹野内さんの役の方が最低。クズ合戦ですね」と語って会場を笑いに包んだ。阿部も同調し、「ひどいですね。笑っちゃった。悔し泣きっていうんですかね。なんなんだこいつら、殺してやりたいです」と黒崎と水島を非難。さらに白石監督が「黒崎は僕の監督作の中で歴代No.1のクズ」と発言したが、竹野内は「監督が的確なヒントをくれるから、現場は本当に楽しかった」とひょうひょうと答えていた。一方、水島役の松坂は、役の第一印象を「ゲスだなあと思った」と述懐し、「本当にペラペラで、女性の敵。ペラペラペラ男です。共感できたら終わりですね」と語った。
個性豊かなキャラクターについて、白石監督は「人間味を抽出しながら、どこまで嫌われていいかを蒼井さんたちと話し合いましたね。見終わった後、美しい話にする自信はありました」と自負をのぞかせる。トロント国際映画祭、釜山国際映画祭に続きローマ国際映画祭への出品も決定したことが発表され、手ごたえ十分の面持ちだったが、竹野内から過酷なシーンを嬉々として撮っていたことをバラされ「監督がとにかく最低」と指摘されると、「最低なシーンや人が好きなんでしょうね……。ごめんね、みんな」と平謝り。阿部は「細かいところなんですが、水虫という設定なので、僕の足の指の間にもゴミが入ってるんです。(水虫に見せるための一環で)ネイルの機械に初めて手を入れました。監督のこだわりはすごい!」と細部にまでわたるキャラクターへの気配りを明かし、観客をうならせていた。
「彼女がその名を知らない鳥たち」は、10月28日から全国公開。
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