井浦新×瑛太で三浦しをん著書を映画化「光」、ローマ国際映画祭に正式出品
2017年9月27日 07:00

[映画.com ニュース] 井浦新と瑛太の共演で、人気作家・三浦しをん氏の小説を映画化した「光」が、イタリアで10月25日(現地時間)から開催される第12回ローマ国際映画祭のオフィシャル・セレクションに招待されたことがわかった。
同じく三浦氏の人気シリーズを実写化した「まほろ駅前多田便利軒」や、「さよなら渓谷」「セトウツミ」などで知られる大森立嗣監督が監督・脚本を手がけ、長谷川京子、橋本マナミ、南果歩、平田満といった豪華な面々が結集した本作。東京の離島・美浜島に住む中学生・信之は、交際中の同級生・美花を守るために殺人を犯してしまう。その翌日、島を大災害が襲い、信之、美花、幼なじみの輔と数人の大人だけが生き残る。25年後、妻子と共に暮らす信之(井浦)の前に輔(瑛太)が現れ、過去に犯した事件の秘密を握っていることをほのめかす。
ローマ国際映画祭は、世界3大映画祭のひとつであるベネチア国際映画祭に対抗して2006年から開催。世界的な映画スターが参加し、国際色豊かでありながら、一般市民が審査を行う市民参加型の映画祭であることでも人気を博している。近年では、14年に三池崇史監督作「神さまの言うとおり」がコンペティション部門に出品、16年には西川美和監督の「永い言い訳」がオフィシャル・セレクションに招待されている。
大森監督は「このたび、ローマ国際映画祭に映画『光』が選ばれたこと大変うれしく思います。僕にとってこの『光』という映画は特別な思いがあります。理性の外側の生命の輝きを撮りたいと思っているのに、自分が自分に収まったり、映画の枠に収まっているわけにはいかなかったからです。ですから本当に国際映画祭に選んでいただいてうれしいのです」と喜びをあらわ。一方、井浦は「この『光』という作品は、日本人にしか感じ取れない世界観ではなく、世界中の人間の本質だったり、生き物であれば必ず感じ得られるものが、封じ込められていると思います。ローマの皆さんがどんなことを感じるのか、とても興味があるし、楽しみにしています。この映画を見た人たちの中にあるそれぞれの光というものを感じて、探してもらえるきっかけになればうれしいです」と語っている。
なお、本年度のローマ映画祭には、イアン・マッケラン、バネッサ・レッドグレーブ、グザビエ・ドランらがゲストとして招待されているほか、デビッド・リンチ監督が特別功労賞を受賞している。
「光」は、11月25日から全国公開。第12回ローマ国際映画祭は、現地時間の10月25日から11月5日まで開催。
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