名匠エミール・クストリッツァ監督の製作中新作はドストエフスキー×現代中国!
2017年8月9日 10:00

[映画.com ニュース]「オン・ザ・ミルキー・ロード」(9月15日公開)が控える名匠エミール・クストリッツァ監督の製作中の作品群の内容が、一部明らかになった。
「アンダーグラウンド(1995)」「黒猫・白猫」で知られ、カンヌ・ベルリン・ベネチアの“世界3大映画祭”で主要賞を受賞してきたクストリッツァ監督。現在製作中の作品は、ユダヤ人パルチザン(戦闘員)を描いた作家プリーモ・レービの作品をベースにした「If Not Now, When?(原題)」に加え、2作品となる。
2作品のうち1本目は、「罪と罰」や「カラマーゾフの兄弟」で知られる文豪フョードル・M・ドストエフスキーの原作をベースにした、現代中国が舞台の作品となる。目の不自由な女性を主人公に、ドストエフスキー作品ならではの道徳的なジレンマを、現代中国社会の視点で見つめた作品になる予定だ。
続く作品は、旧ユーゴスラビア出身の小説家イボ・アンドリッチのノーベル文学賞受賞作品「ドリナの橋」の映画化作。この作品の舞台である旧ユーゴスラビア、現ボスニア・ヘルツェゴビナのビシェグラードに、アンドリッチから取った“アンドリッチグラード”という名前の街を作り、製作準備を進めているという。
「007 スペクター」のモニカ・ベルッチをヒロインに迎えた「オン・ザ・ミルキー・ロード」では、監督・脚本・主演を兼ね、紛争の悲惨さと男女の愛の気高さを描いたクストリッツァ監督。今回のラインナップからは、メッセージ性の強い作品作りを今後も続けていくことが見て取れる。
関連ニュース





香港映画の魅力を紹介「Hong Kong Films @ Tokyo 2024」10月30日開幕 スタンリー・クワン、松永大司、サモ・ハンらが一般公開のセミナーに参加
2024年10月23日 14:30

映画.com注目特集をチェック

マインクラフト ザ・ムービー
【予想の5倍面白かった!!】この映画で人生がレベルアップする…GW、家族で観るならコレで決まり!
提供:ワーナー・ブラザース映画

サメ!ゾンビ!ガメラ!
【狂った名作・怪作が無料大量放送】ドキドキ!パニック映画祭! ありがとう“GWの夜”が決まった
提供:BS12

なんだこの面白そうな映画は!?!?
【その物語は…】「スラムダンク」であり「A24」であり「アベンジャーズ」である!?
提供:ディズニー

“最高の頭脳を持つ男”の俺流復讐劇
【最愛の妻がテロリストに殺された…】殺しの経験ゼロ、しかし“彼にしかできない絶技”で葬りまくる
提供:ディズニー

ここでしか観られない“激レア映画”を特集放送
【“観たい”にこたえる極上体験】映画・ドラマを愛するすべての人に!(提供:BS10 スターチャンネル)