「スター・ウォーズ」山笠が初披露!伝統の技法でC-3PO&レイを再現
2017年7月3日 00:00

[映画.com ニュース] 「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」と日本三大祇園祭に数えられる「博多祇園山笠」がコラボレーションして制作された「八番山笠 上川端通 スター・ウォーズ 最後のジェダイ」が7月2日、福岡県・博多の上川端商店街で初披露された。「May the force be with you!」の掛け声とともに式典へ参加したカイロ・レンがライトセーバーを振りかざすと、山笠本体から突然スモークが噴射。細部にまでこだわられた山笠に、強大な“フォース”が宿った瞬間だった。
776年の伝統を持ち、国の重要無形民俗文化財に指定されている「博多祇園山笠」は、昨年末にユネスコ無形文化遺産に登録された伝統行事。その登録後、最初の行事で制作された「八番山笠 上川端通 スター・ウォーズ 最後のジェダイ」は、高さ13メートル、重さ2トン。“走る飾り山笠”とも言われる「八番山笠 上川端通」としては過去最大のもので、洋画を題材にした山笠の制作は初の試みとなった。商店街を行き交う人々は、道のど真ん中に置かれた山笠の荘厳なビジュアルに圧倒されていたようで“警護”の任を命じられた3体のストームトルーパーの視線をかいくぐり、何度も足を止めて目を凝らしていた。
山笠に描かれているのは、青波を背景としたヒロイン・レイ、真っ赤な炎に包まれたカイロ・レンに加え、ドロイド・BB-8、C-3PO&R2-D2コンビ。制作にあたった人形師の田中勇氏は「ファンの皆様からどのような感想をいただけるのか楽しみです」と心境を吐露。伝統的な山笠の技法を生かしたうえで、特にこだわったのはC-3POとレイの表現だったようだ。「C-3POの金属感を彩色で表すのが中々難しかったですね。加えて、レイの表情。従来の彩色の方法で、どうにか海外の方の顔を描こうと苦労していました」と明かしていた。また“リアル”なカイロ・レン&C-3POと実際に会った感想を求められると「作る前にお会いしたかったです(笑)」と切り返し、集った人々の笑いを誘っていた。
また、式典には上川端商店街振興組合理事長・武内照臣氏と、八番山笠上川端の総務・帆足直之氏も出席。「世界的に有名な『スター・ウォーズ』のキャラクターを『八番山笠 上川端通』に飾ることができ、大変嬉しく思っております」(武内)、「ユネスコ無形文化遺産への登録され、是非となにか記念に残るものを飾りたいという思いがありました。本日大々的にご覧いただけることができ、多くの方々に感謝申し上げます」(帆足)と語っていた。そして、イベントの最後には、博多の晴れの舞台で披露される「博多祝い唄」、福岡の手締め「博多手一本」を披露して、山笠の完成を祝福した。
「博多祇園山笠」は、7月15日まで開催。なお「八番山笠 上川端通 スター・ウォーズ 最後のジェダイ」は、予行練習となる「追山ならし」(12日)、「舁き手(かきて)」と呼ばれる総勢1万人近くの参加者が8つの山笠を交代で担ぐクライマックスの行事「追い山」(15日)で博多の街を駆け抜ける。「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」は、12月15日に全国順次公開。
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