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“殺人者”吉高由里子が眠る松山ケンイチに寄り添う「ユリゴコロ」場面写真を入手!

2017年6月12日 08:00

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“殺人者”に芽生えたのは愛?
“殺人者”に芽生えたのは愛?
(C)沼田まほかる/双葉社 (C)2017「ユリゴコロ」製作委員会

[映画.com ニュース] 吉高由里子が「僕等がいた 前篇・後篇」以来5年ぶりに映画主演を務める「ユリゴコロ」の場面写真が、このほど公開された。初の殺人者役に挑み、自身の快活なイメージを一新してみせた吉高の表情からは、人殺しという大罪を背負った女の悲しみが伝わってくる。

君に届け」「近キョリ恋愛」などを手がけた熊澤尚人監督がメガホンをとる本作は、2012年に大藪春彦賞受賞、本屋大賞ノミネートを果たした沼田まほかる氏の同名ミステリー小説を実写化。本作のキーとなるのは、余命わずかな男の書斎で発見された1冊のノート。“ユリゴコロ”と書かれたノートには、悲しき殺人者の告白文がつづられていた。殺人という行為を心のよりどころとして生きていた美紗子(吉高)、そして彼女を取り巻く人々の壮絶な運命を、過去と現在を交錯させて描く。

過去パートを切りとった場面写真では、美紗子と運命的な出会いを果たすことになる洋介(松山ケンイチ)の姿を活写。生まれながらにして“人間の死”への本能的な衝動を感じ、そこから逃れる術を持たなかった美紗子の隣で、安らかな寝顔を見せている。誰にも言えない心の傷を抱えていた洋介にシンパシーを感じているのか、美紗子は首を傾け、そっと彼に寄り添っている。

一方で、“殺人者”美紗子の狂気が垣間見えるカットもお披露目。冷徹な表情を浮かべ、手にした凶器を振り下ろそうとする瞬間を切りとっている。そのほか、美紗子の学生時代を演じる清原果耶、友人のみつ子に扮した佐津川愛美など、過去パートで熱演を披露するキャストの姿も確認できる。また、松坂桃李清野菜名木村多江が登場する現在パートの撮影は、6月末からクランクイン。松坂らが扮するキャラクターが、愛と宿命に翻弄される者たちを描く物語にどのような影響をもたらすのか、期待が高まる。

ユリゴコロ」は、9月23日から全国順次公開。

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