新進映画監督たちの映画祭「SHINPA vol.5」に深田晃司監督が初参戦
2017年6月7日 04:00
[映画.com ニュース] 日本映画界の次代を担う新進映画監督たちが作品を持ち寄り、一挙上映する映画祭「SHINPA(シンパ) vol.5」が7月1日、東京・渋谷のLoft9 Shibuyaで開催される。大みそかから今年の元旦にかけて開催された前回は、延べ200人を超える動員を記録した。
今回も、「SLUM-POLIS」に続いて今春公開した「MATSUMOTO TRIBE」が大きな話題となった二宮健監督の呼びかけに応えた監督陣が勢揃い。連続参戦の二宮、今泉力哉、小村昌士、「vol.1」以来の参戦となる中村祐太郎に加えて、今回は6人が初参戦する。
俳優として映画・テレビで活躍の前野朋哉、「祖谷物語 おくのひと」「蔦監督 高校野球を変えた男の真実」の蔦哲一朗、「みちていく」の竹内里紗、弱冠21歳の井樫彩は今年のカンヌ国際映画祭出品作「溶ける」、村山和也は今春に劇場公開した「堕ちる」、さらに昨年「淵に立つ」でカンヌ国際映画祭ある視点部門審査員賞を受賞した深田晃司監督が参戦し、異色の短編「鳥(仮)」を上映するのも注目だ。
深田監督は、「『ざくろ屋敷』という作品を人知れず世に送り出してから12年、もういい年のオッさんですが『気鋭の新進監督たちが集う』場にお招き頂き勇気をもらいました。『鳥(仮)』は小さい作品ですが、映画の面白さは長さじゃありません。じゃあなんだと問われても答えられないのですが、答えはスクリーンにあるということで楽しんで頂ければ幸いです」とコメントを寄せている。
そして、今や「SHINPA」の名物企画となった、第1部冒頭で観客から出されたお題を、第2部終了までに作品に仕上げて上映するという「KONDO CINEMA PROJECT」も実施。各作品の上映後には、監督や出演者などによるトークイベントを予定しており、司会は二宮監督と映画活動家で放送作家でもある松崎まこと氏が務める。