足を止めれば殺される!「ノー・エスケープ」緊迫感MAXの本編映像入手
2017年5月12日 19:00
[映画.com ニュース] 「バベル」「NO」のガエル・ガルシア・ベルナルが主演を務め、第89回アカデミー賞外国語映画賞メキシコ代表に選ばれたサバイバル劇「ノー・エスケープ 自由への国境」(公開中)の新たな本編映像が、公開された。
「ゼロ・グラビティ」の共同脚本を担当したホナス・キュアロンが構想8年を経て長編映画監督デビューを飾り、父アルフォンソがプロデュースした本作。舞台は、メキシコとアメリカの国境付近。主人公モイセス(ベルナル)と15人のメキシコ人が、アメリカへ不法入国しようとしたさなか謎の男サム(ジェフリー・ディーン・モーガン)に狙撃され、恐怖のどん底にたたき落とされる。
公開された映像中では、サムにロックオンされたモイセスが必死に逃げ惑うさまが描き出される。やっとの思いでサムの襲撃をまいたモイセスは、遠くに見える車に「ここだ、助けてくれ!」と必死に叫ぶも気づいてもらえず、逆にサムに再び見つかってしまう。なかなかモイセスを殺せずにいらだちの雄たけびを上げるサムと、極限状態でパニックに陥り「助けてくれ、誰か助けてくれ!」と絶叫するモイセスの対比が印象的な内容となっている。演技派ベルナルが恐怖におびえるサムになりきっているほか、人気ドラマ「ウォーキング・デッド」で新たなファンを獲得したモーガンが狂気をみなぎらせて熱演を見せている。