紗倉まなの小説「最低。」を瀬々敬久監督が映画化
2017年2月21日 07:00
原作小説はAVが女性たちの人生を左右していく姿を描いた物語で、とりわけ若い女性から支持されている。自著の映画化について紗倉は、「ごくふつうの女の子たちが立ち寄ったAVという特殊な世界で、どう悩んでどう生きていくのか。私なりに描いたテーマを今度は映像を通して見ることができるだなんて、本当に嬉しく光栄に思います。ぜひ、年代を問わず、多くの女性に見ていただきたいです」と喜びを語る。
瀬々監督は、現役AV女優の小説ということで話題を集めた文芸作の映像化に「AV女優さんの闇はよく分かりません。ただ紗倉まなさんの原作が、そこに光を当てたものではなく、家族や夫、友人、そういう普通の関係の中で必死に生きようとするAV女優たちが描かれていたのにひかれました。性愛を巡る女性映画、目指したものはそれです。ピンク映画で監督となってから30年近く、こういう小説と出会えたことを幸福に思います」とコメントを寄せている。
なお、キャスト情報は今後発表される予定だ。「最低。」は2017年秋・角川シネマ新宿ほかで公開。
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