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“人生どん詰まり”中年男の悲哀漂う「トッド・ソロンズの子犬物語」本編映像公開

2016年12月27日 19:30

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個性派俳優ダニー・デビートが存在感を発揮
個性派俳優ダニー・デビートが存在感を発揮
(C)2015WHIFFLE BALLER,LLC.ALL RIGHTS RESERVED.

[映画.com ニュース] 鬼才トッド・ソロンズがメガホンをとり、1匹のダックスフンドが4人の奇妙な飼い主を渡り歩くさまを描くブラックコメディ「トッド・ソロンズの子犬物語」の新たな本編映像が、公開された。「ツインズ」「L.A.コンフィデンシャル」「ビッグ・フィッシュ」ほかで知られ、「パルプ・フィクション」や「エリン・ブロコビッチ」などではプロデューサーとしても手腕を発揮する個性派俳優ダニー・デビートの出演シーンを切り取っている。

ハピネス(1998)」や「ストーリーテリング」などで乾いた笑いを提供してきたソロンズ監督が、重い病を抱えた少年とその家族、脚本家兼映画学校の講師、偏屈な老女といったそれぞれの飼い主の姿を通し、人間の愚かさや浅ましさを映し出す。デビートは人生に行き詰まった脚本家シュメルツに扮し、言い知れぬ孤独感を全身にまとっている。

映像は、ダックスフンドを抱いたシュメルツが今にも泣きそうな表情で電車やバスに乗っているシーンから始まる。再起をかけて新作映画の脚本をエージェントに送るも連絡は来ず、さらに映画学校の学長からは「教員や生徒から授業が消極的過ぎると不満が出ている」と呼び出しを食らうなど、どん詰まりの人生が淡々と描かれている。

メガホンをとったソロンズ監督自身、2009年から米ニューヨーク大学の映画コースで教べんをとっているが、英ガーディアン紙のインタビューで「ニューヨーク大学は邪悪な帝国だ。みんな無能で腐敗しているんだ……」と辛らつに語っており、監督の思いがシュメルツのキャラクターに投影されていると見ることができる。

中年男の悲哀を全身で演じきったデビートは、「本当に脚本が素晴らしかった。読むのを止めることができなかったよ。ほぼノーギャラだったけどね(笑)」とジョーク交じりにソロンズ監督の手腕をたたえている。

トッド・ソロンズの子犬物語」は、2017年1月14日から全国公開。

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