バンサン・カッセル「五日物語」で女に飢えた危険な王に!本編シーン映像公開
2016年11月8日 08:00

[映画.com ニュース] 「ゴモラ」「リアリティー」で、カンヌ国際映画祭グランプリを2度受賞した鬼才マッテオ・ガローネ監督の最新作「五日物語 3つの王国と3人の女」に出演したバンサン・カッセルのインタビュー映像が、公開された。
17世紀にイタリアで書かれ、同作の原作となった民話集「ペンタメローネ 五日物語」は、「シンデレラ」や「白雪姫」の原型を含む約50の物語を収めている。本作ではそこから3つの物語を抽出し、1編の物語として再構成。“女のさが”をテーマに、不妊に悩むロングトレリス国の女王(サルマ・ハエック)、若さと美貌を渇望するストロングクリフ国の老女(ハーレイ・カーマイケル)、オーガ(鬼)と結婚させられたハイヒルズ国の王女(ベベ・ケイブ)の3人にひそむ欲望を暴き出す。絵画を思わせる絢爛(けんらん)豪華な映像が、不気味さをたたえた物語を引き立てている。
レア・セドゥーと共演した「美女と野獣(2014)」、主人公に立ちはだかる暗殺者を熱演した「ジェイソン・ボーン」、グザビエ・ドラン監督作「たかが世界の終わり」(2017年2月11日公開)など話題作が相次ぐカッセルが演じたのは、ストロングクリフ国の好色な王。老女とは知らずに美しい歌声だけで心を奪われ、なんとか手中に収めようと画策する。カッセルは「日々に退屈して、何か新しいことを求めている」とキャラクターを考察。老女は魔法により美しい娘へと変貌をとげるが「マッテオ(・ガローネ)監督は、魔法が使える世界で起きる出来事であっても、僕ら俳優にリアルさを求めたんだ」と振り返り「僕の出演した寓話は、歳を取ることの恐怖を描いている」と語る。
「美女と野獣(2014)」で特殊メイクにも挑戦しているカッセルは「撮影初日に初めて現場に立ったとき、共演者の2人はすでにメイクアップをしていて、どんな素顔なのかわからなかった。特殊メイクをした人と共演するのは、特に官能的なシーンでは、どこか変な気分がするものさ。でもそれが芝居だろ」とニッコリ。劇中では潔い脱ぎっぷりを見せているが、映像中でも上半身裸の女性にのしかかるなど、荒々しい演技を披露している。
「五日物語 3つの王国と3人の女」は、11月25日から全国公開。
(C)2015 ARCHIMEDE S.R.L. – LE PACTE SAS
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
【アマプラ11月配信まとめ】小栗旬「フロントライン」、菅田将暉「ミステリと言う勿れ」、アニメ「藤本タツキ 17-26」が見放題配信!
2025年10月31日 10:00
【アニメ好きが“本当に推す”秋アニメランキング】「SPY×FAMILY」「とんでもスキル」「さいひと」が上位争い 1位は断トツ票数
2025年10月27日 16:10
映画.com注目特集をチェック
プレデター バッドランド
【うおお…むちゃくちゃ面白そう!!】ストーリーがエグい…!私が次に観る映画は絶対にコレ――!
提供:ディズニー
火の華
【あまりにも凄すぎた】“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作――フィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 魂の演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“人生の物語”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ
好きで好きで、狂いそうになる一作に出合いました
感情移入が止まらない。闇社会でもがく3人の青春と絆が、愛おしくて、たまらなくなる。
提供:THE SEVEN、ショウゲート