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おしどり夫婦の手作り料理は誰のため?実在の犯罪一家を描く「エル・クラン」本編映像

2016年9月6日 17:00

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俳優陣の抑えた演技が恐怖を倍増させる
俳優陣の抑えた演技が恐怖を倍増させる
(C)2014 Capital Intelectual S.A. / MATANZA CINE / EL DESEO

[映画.com ニュース] 「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」などを手がけたスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督が製作を務め、第72回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞した映画「エル・クラン」の本編映像が、公開された。

行方不明者にまつわる身代金で生計を立てていた実在の家族を描く本作。1983年のアルゼンチン、父アルキメデス(ギレルモ・フランチェラ)と母、5人の子どもたちで構成されるプッチオ家は、表面上は幸せに暮らしていたが、アルキメデスは次男アレハンドロ(ピーター・ランザーニ)を巻き込み、他人には言えない“裏稼業”に手を染めていた。本国アルゼンチンでは観客動員300万人を突破するヒットを記録したほか、米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では満足度91%という高評価を獲得した。

公開された映像では、アルキメデスと妻エピファニア(リリー・ポポビッチ)の会話を収めている。会計学の教師であるエピファニアを気遣い、アルキメデスが肩をもむ姿は一見すると仲むつまじい夫婦のワンシーンだが、最後まで見ると夫婦の恐ろしさが浮かび上がる構造になっている。エピファニアがキッチンで作っているのは、実は自宅に監禁した人質のための料理。「飢え死にさせちまう」というアルキメデスの要望に素直に応じて鶏肉を多めに取り分けるだけでなく、「私は幸せ者だわ」とほほ笑むエピファニアからは、底なしの不気味さが伝わってくる。

本編映像の後に続く予告編では、アルキメデスが料理を人質の元に運んでいく姿が切り取られており、狂気の家族の様相をよりビビッドに感じることができる。

エル・クラン」は、9月17日から全国公開。

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