ウィル・スミスがアメフットに潜む危険と真実に迫る「コンカッション」10月公開
2016年8月10日 12:00
アメリカの国民的スポーツであるアメリカンフットボールの裏に潜む、危険と真実に迫った実在の医師ベネット・オマルが、人種差別や偏見と闘いながら巨大スポーツ産業に立ち向かう姿を描いたドラマ。ナイジェリアからやってきた正義感あふれる神経病理学の研究者オマル医師をスミスが演じ、アレック・ボールドウィン、デビッド・モースらが共演した。
2005年、NFLのピッツバーグ・スティラーズを引退した花形選手マイク・ウェブスターが変死。検死官のオマル医師は、解剖でCTE(慢性外傷性脳症)と呼ばれる脳の疾患を発見し、激しいタックルなど頭部への衝撃が繰り返されることがCTEの原因であるという趣旨の論文を発表する。しかし、熱狂的なファンによって支えられている国民的スポーツにメスを入れたオマル医師の見解をNFLは全面否定し、強大な権力でオマル医師と周囲に圧力をかけていく。
タイトルの“コンカッション”は、脳震とうの意味。「オデッセイ」「ブレードランナー」の巨匠リドリー・スコット監督が製作を務め、「パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間」の社会派ピーター・ランデスマン監督のメガホンで、アメフットの最高峰NFLで後を絶たない引退選手の不可解な死の真相に迫った衝撃の実話を描き出す。