村川絵梨、瀬戸内寂聴からの感謝の手紙にウルウル「やってよかったと心底思う」
2016年8月6日 16:40

[映画.com ニュース] 瀬戸内寂聴氏(瀬戸内晴美名義で)の小説を映画化した「花芯」が8月6日、全国6館で封切られ、主演の村川絵梨、共演の林遣都、安藤政信、藤本泉、落合モトキ、毬谷友子、安藤尋監督が東京・テアトル新宿での舞台挨拶に立った。
原作は、1958年の新潮同人雑誌賞を受賞するも、寂聴氏が批評家から「子宮作家」と批判され、文壇的沈黙を余儀なくされるきっかけとなった作品。映画では、「海を感じる時」の安藤監督がメガホンをとり、傷つきながらも女としての性愛を貫くヒロインの姿を描いた。
この日は、寂聴氏が書き下ろした「挨拶文」が披露された。寂聴氏は文中で、原作を発表した当時の境遇や胸中を明かすとともに「あれから大方60年も過ぎた今、こうして魅力あるすてきな映画にしてくださって、夢のようです。かかわってくださったすべての方々に深く深く感謝申し上げます。特に全力で熱演してくださったヒロインの村川絵梨さんありがとう。まさかというこの思いがけない幸運を冥途の土産に、94歳の私は、やがてあの世への旅に発つことでしょう。その前に、自分の目で、この映画を見ることが出来、見てくださるあなた方のいることを知らされ、本当に幸せです。すべてのお客さまに深く深くお礼を申し上げます」と、スタッフ、キャスト、観客に向けて感謝の言葉を贈った。
手紙の存在を明かされておらず、「『思い入れの強い作品なので、この時代に映画化されることが嬉しい』という寂聴さんの思いを預かってきた」と語っていた村川。読み上げられる言葉を噛みしめるように、小さく頷きながら耳を傾けていたが、自身の名前が出てくると目に涙をため「嬉しくて、こみ上げてきました。やってよかったと心底思いました」と言葉を振り絞った。
主人公・園子を体当たりで演じる村川を、現場で見ていた林は「覚悟を持って命を削って作品や役と向き合っていた。スマートに支えられたらと思ったが余裕がなく、僕もさらけ出しぶつけていこうと思った」と撮影を振り返る。村川も「私と同じ気持ちで役に向き合っていると思わされる瞬間が多くて、勝手に戦友と思っていた」と明かす。そして、目を潤ませながら顔を見合わせると「嫌われてもいい覚悟でぶつかった」(林)、「嫌うどころか、真しに役に向きあってぶつかってくれた。大好きです」(村川)と、“戦友”と健闘を称えあった。
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